更新日:2019年07月19日 18:38
ライフ

熟睡できない人は、ベッドを壁から10cm以上離すべき理由

ダブルベッドなどで家族と一緒に寝ている人は要注意

 ベッドの配置にもポイントが。 「ベッドやマットレスは壁から10cm以上離して設置してください。掛け布団がずり落ちにくくなるし、壁とベッドの間に風が通るようになるので梅雨時などに発生しやすいカビも予防できて衛生的。クーラーの冷気が壁に当たって直接体にかかってしまうことも防げます」(三橋氏)  壁だけでなくドアからも離れた場所に設置するとよいそうだ。 「睡眠時は心理的に無防備な状態なので、頭がドアに近いと不安を感じやすい。頭の位置をドアから離すと安眠しやすいです」(同)  ちなみに、ダブルベッドなどで家族と一緒に寝ている人は要注意とは、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏。 「奥さんやお子さんと同じベッドや布団で寝ることは、なるべく避けたほうがいい。男女間で体感温度は2、3℃違うので布団のかぶり方も変わってくるし、互いの温度干渉や体動によって眠りが浅くなってしまいます。寝室を分けることが理想ですが、難しければせめて掛け布団は別にしましょう。ちなみに、同じベッドで寝ている夫婦のほうが離婚率は高いというデータもあるんです(笑)」
最強の快眠メソッド

睡眠の質を上げるには夫婦の寝室は分けるのが理想など、ポイントを意識してベッドの配置を変えるだけでも睡眠の質を向上させることは可能だ

【加賀照虎氏】 上級睡眠健康指導士。月間1000万PV超の情報サイト「快眠タイムズ」にて、プロの視点から、睡眠・寝具などの情報を発信する。 【三橋美穂氏】 快眠セラピスト、睡眠環境プランナー。全国での講演活動や執筆等で、眠りの大切さや寝具の選び方を提案。最新の著書『眠トレ!』(三笠書房)が発売中 【梶本修身氏】 医学博士。大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講 座特任教授。東京疲労・睡 眠クリニック院長。『ホンマでっか!? TV』『名医のTHE太鼓判』などに出演 <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/サダ> ※週刊SPA!6月25日発売号「病気になる家の特徴」特集より
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表紙の人/ 玉城ティナ

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