恋愛・結婚

30代で“パリピデビュー”のはずが…船上BBQで最悪なあだ名をつけられた男

海に溺れてパリピに助けられ、最悪なあだ名までつけられる

 その後、どうにか回復しバーベキューに復帰できた田中さん。だが、更なる悲劇が田中さんを襲う。 「クルーザーがシュノーケルスポットに到着したんです。そこまで深い場所じゃなかったので、若い連中は次々と飛び込んで泳いでいました。僕も泳ぎには自信あったので、若い奴らには負けない精神で飛び込んだら……長い間、運動不足だったせいか足が攣ってしまって、そのまま溺れたんです。社員の1人が気付いてライフジャケットを投げてくれたのですが、全然届かなくて。結局、パリピ部下が飛び込んで肩に担いでもらって、どうにかクルーザーに引き上げられました……」  溺れて体力を消耗したせいか、クルーザーに戻ってもずっと吐き続けていた田中さん。その姿に女子社員もドン引きだったという。 パリピ 「あの日以来、女子社員からは『田中マーライオン』と影で呼ばれています。やはり、隠キャがパリピデビューするなんて無理だったんですよ……」  その一件がトラウマとなり、未だに船の類は一切乗れないと田中さんは言う。船が苦手な人間がパリピになるのは相当ハードルが高いのかもしれない。<取材・文/結城> 【結城(ゆうき)】 男女観察ライター。世の男女を観察し、夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer ― シリーズ・夏の悲惨な思い出 ―
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