年齢だけの問題ではないが、まだ高校生のファンにそんなことをさせているとはひどい話だ。しかし、ファンはKが少しでも特別扱いをすれば、何一つ文句を言わないのだという。 「『いつもありがとな』と言って頭ポンポン、とかすればキャーキャー言うから、チョロいもんです。活動初期からのファンの1人は、社会人になりました。その子はファンとしては特別な存在だから、一緒に食事やカラオケに行ってあげることもありますよ。費用はもちろん、相手持ちですけどね。その子は、『お金ないからちょうだい』って頼んだら、ほんとにお小遣いをくれますし（笑）」 　Kがゲスであることは、ファンのあいだでは有名な話になっており、離れていくファンも当然いる。だが反対に、「ゲスなのが魅力的」といった理由で、Kのファンになる人もいるというから不思議なものだ。 「でも、最近はファン対応も、芸人としての活動自体もめんどくさくなっちゃって。そろそろ引退したいです。事務所に所属してるわけでもないから、自分が引退するって決めたら、いつでも自由に引退できますしね。それに、さっき話した活動初期からのファンは、『ゲスでもKさんのことが大好き。私が生活費を出すから、一緒に暮らしてほしい』って本気で言ってくるんです。メンヘラっぽいですけど、見た目はいいし、間違いなく尽くしてくれる。ヒモになるのもアリかもしれないですね（笑）」 　終始、なんとも反応に困る取材だった。そして後日、なんとKから「引退した」と連絡がきた。取材を受けたことで考えがまとまり、そのファンのヒモに本当になったのだという。もしかすると、闇が深いのは、K自身よりも、Kに利用されていると知りながら、自ら利用されることを望む相手の女性なのかもしれない……。＜取材・文/関圭一＞