カーライフ

販売不振だったプリウスがまた売れ出したのは、なぜ?

新プリウスの乗り心地は?

 そんなプリウスに、久しぶりに試乗することにしました。 「プリウス、すっごくいいです! 乗り心地が最高だし、室内も広いし、ハンドルの切れ味も適度にシャープだし、ハイブリッドもパワフルに感じますよ!」(担当K)  乗ってみると、確かにイイ! 今の4代目プリウスは、出た時からそれまでのプリウスとはモノが違ったけど、それがさらに洗練されてよくなってる! カーマニア的に見ても走りがしっかりしててとっても気持ちイイ! これなら日本を代表する乗用車として世界に誇れる! いつか安くなったら中古車を買ってもいい! ケチですいません。  といっても、プリウスがかつての地位を海外でも回復するのは難しいでしょう。欧米では、すでにエコカーの主役はEVやプラグインハイブリッド。一方EV化を全力で進めてきた中国は、今後はハイブリッド優遇に乗り出すともいわれていますが、もともと中国人はプリウスには見向きもしてこなかったので、ハイブリッドが売れるにしても、カローラやカムリなど別の車種でしょう。
プリウス

初代プリウスは燃費だけという感じでしたが、4代目は燃費以外もとってもいいクルマ。担当Kも「一生乗る1台を決めろ!」と言われたら現行プリウスを選びます(新車は買えませんが……)

 ただ、我々日本人はプリウスに乗ってりゃ間違いはない。EVやプラグインだからって、そんなに環境にやさしいわけじゃなく、実際はフツーのプリウスと大差ないんだし。ホント言えばプリウスみたいなフツーのハイブリッドカーは、価格を含めれば、フツーの人が乗るエコカーとして、「最も現実的な解」なんですよ! むやみにEVを普及させようとせず、相変わらずハイブリッドカーが売れまくってる日本は正しい!  最近はプリウスというと、「高齢者の暴走カー」っつーイメージすらあるけど、それはプリウスが高齢者に大人気というだけのこと。日本では、プリウスは一種のブランド。不動の人気車なのでございます。 【結論!】 かつて日本一売れるクルマと言えばカローラ。それはもう死にたくなるほど退屈なクルマでしたが、それを思えば、今のプリウスみたいなマニア的に見てもいいクルマが販売1位なのは微妙にウレシイです。1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com
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