更新日:2019年08月09日 10:39
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トライアスロンのオリンピック記録を更新! エボルタNEOくんの挑戦に密着

思わぬところに落とし穴が

路面温度は70度という灼熱……

 続いてはバイクコースだが、地面の表面温度が70度という炎天下にも関わらず、エボルタNEOくんはスピーディにペダルを漕いでいく。  想像以上のスピードで坂道も物ともせずグングン進むエボルタNEOくんの姿に、沿道の子供たちも「がんばれ〜」と声援を送る。澄みきった青空の下、疾走するエボルタNEOくんはまるで人間のアスリート。唯一の違いは表情を変えず、汗をかかずに黙々と走り続けるところだろうか。  しかし、思わぬところに落とし穴が潜んでいた。スピードを上げると上体がブレてしまい、カーブなどで転倒してしまうのだ! 倒れては立ち上がり、再び走り始めるのだが、時間とエネルギーのロスは避けられない。  無理に飛ばしすぎてもいけないというペース配分の重要さも、まさにオリンピックのトライアスロンのよう。さらに、オリンピックでは交通規制が行われるが、エボルタNEOくんはエレベーターやエスカレーター、道の細かな段差にも立ち向かわなければいけない。

パタパタと走るランタイプのエボルタNEOくん。子供や女性ファンからも大人気

 こうしてトラブルに見舞われながらも、いよいよ最後の種目、ランに突入したエボルタNEOくん。両足を前後にパタパタと踏み出す様子に沿道からは「かわいい〜」という黄色い声も飛ぶ。  そんな声援を背に順調なペースで走り続けているが、ゴールが近づくと応援をしている人々からは、記録更新を意識したコメントもちらほら出るように。

単3形乾電池2本で見事完走!

オリンピック記録の更新を祝福!

 そして、スタートから1時間26分後……。ついに全コースを完走してエボルタNEOくんは無事ゴール! 波を超え、坂を越えて長い距離を走りぬき、見事新記録を打ち出した。 なんてタフなんだ、エボルタNEOくん! 正直筆者は単3形乾電池2本でこれだけの種目と距離を完走できることに驚かされた。  フィニッシュタイムの公式記録は1時間26分40秒。ゴールセレモニーでは、トライアスロン元日本代表でオリンピックにも出場した田山寛豪氏より、3体のエボルタNEOくんにメダルが授与された。カラーはもちろん、金銀銅の3色だ!  こうしてエボルタNEOくんのトライアスロンオリンピック記録への挑戦は、大幅な記録更新という形でフィナーレを迎えた。果たして東京2020オリンピックで、彼の記録を破る選手は出てくるのか? そしてエボルタNEOくんは次回どんな挑戦をするのか? これからも目が離せない! <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班 写真/パナソニック>
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