カーライフ

日本一売れるクルマN-BOXより、タントが優れているところは?

タントは介護装備が充実!

 もうひとつの感動は、介護装備の充実ぶりでした。タントは、要介護度に応じて、助手席手動回転や助手席電動リフト、そして車いすスロープ付きの3種類が用意されているのです。どれも極限まで実用性を考え抜いた、秀逸な作りでした。
タント

助手席を動かせる福祉車両。自動で座席を回転させ、クルマの外までせり出させることが可能。写真では、後部座のドアをスライドさせていますが、実際は助手席のドアだけを開けて乗り降りさせることも。カーマニアの終着点であります

 ワタクシも57歳につき、日々体の衰えは感じております。  近々車いすのお世話になるまでの危機感はないけど、クルマの乗り降りがつらくなるのは、そう遠い話じゃないだろう。そんな時、助手席が30度回転したり、電動リフトしてくれたりしたら、どんなにありがたいか! ヨボヨボになってもタントがあれば大丈夫なんだね! 値段も安いし、福祉車両だから消費税も非課税! スバラシイ!
SPA!

こちらも福祉車両。老人になると、クルマの乗り降りが大変なので、ちょっとした気づかいは大切です。一見すると福祉車両に見えません。普段使いできるのもポイント

 ただし、運転席が回転したり電動リフトしたりするヤツはないそうです。さすがにその時は免許を返上しろってことスか? カーマニア最大の無念。 【結論!】  カーマニアもいつか、赤ちゃん返りで足元がヨチヨチになる日が来る。その時はタントの助手席で、かつての黄金の日々(爆走)を思い出したいと思います。自動ブレーキも標準装備だから安心だネ!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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