コーデ選びを終えて、最後に改めて総括してもった。 「街着として着る場合、機能性については申し分ない。そういう意味でのコスパは本当に凄い。ただ、デザインはもう一歩、いや、三歩くらい頑張ってほしいですね」 　具体的にはどのような点だろうか。 「服のどこかにほぼ必ずブランドロゴが入っていたり、パンツのポケット数が多くてゴテゴテしていたりするのは気になります。機能性優先で多少のファッション性は気にしないという人にならいいと思いますが、ファッション的な美しさや取り入れやすさはまだユニクロに分がありますね」 　パンツについては特に難しい部分が多かったという。 「パンツはボリュームのある作業靴を合わせるためか、裾幅が甘い。その割にはモモ幅が細くなっているため、いびつな印象を受けました。それと高いストレッチ性を謳っている割には、大したことないものもチラホラあります」 　やはり特筆すべきはアウター類のようだ。 「コーデ①で使ったレインパーカーなど、アウトドアブランド並みの機能性とデザインを兼ね備えつつ、低価格のものが揃っている。これでデザイン性を向上させていけばユニクロ超えもあり得ると思います」 　カリスマファッションバイヤーも認めるワークマンの実力とポテンシャル。デザイン面ではまだまだ改良点がありそうだが、機能性とコスパはお墨付きをもらえた。ワークマンがユニクロを超える日は果たして……？ 3位　ファイングリップシューズ　1900円 プロ品質の滑りにくさが話題となり、妊婦などに人気を得たが、ボテッとした形と、安っぽいソールが目立つ。おしゃれには程遠い 2位　CS001Cエアロストレッチカーゴパンツ　1866円 売れ筋ランキング2位だが目立つポケットやナイロン感の強い生地など、カジュアル度が強く合わせにくい。ストレッチ性も微妙 1位　PVC防水シューズ　1500円 パラディウム風の防水シューズ。のびないため、大きめにできており、足元が不自然に目立ってしまう。あくまで実用向け ※商品の価格はすべて税込み（2019年8月時点の価格） ＜取材・文／週刊SPA！編集部＞