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与沢翼の逆襲力。鑑別所、経営破綻で無一文から、資産75億円への発想法

 ピンチをチャンスに変えるには何が必要か? 与沢翼氏にどん底から這い上がった逆襲(リベンジ)で切り返す技術を聞いた。
与沢翼氏

与沢翼氏

常に最悪の展開を意識し挽回の準備をし続ける

 「秒速で1億円稼ぐ男」として、一躍時の人となった与沢翼氏。’14年に法人税未納により経営破綻を起こし、無一文に。だが、現在は約75億円の資産を築き、海外を拠点に荒稼ぎを続けている。 「どん底に陥ったことは何度もあります。でも、最悪だったのは、15歳のときに鑑別所に入ったこと。当時、私は高校を中退して暴走族に所属してわずか1か月後だったのですが、虞ぐ犯(罪を犯す可能性の高い)少年として鑑別所に入れられて……。『勾留されるなんて、人生終わった』と絶望しました」  保護観察となり、鑑別所を出たあと、暴走族仲間と距離を置くように。だが、人生の軌道修正は決して簡単なものではなかった。 「数年後、当時の仲間から『引退集会があるから、これだけは来てくれ』と頼まれて。1000人規模の大集会だったため、新聞にも載ってしまい、今度は道路交通法上の共同危険行為違反で逮捕、19歳で再度鑑別所に入ることに。その際、改めて人生を真剣に考え、『これ以上、地元にいたらマズい。離れなきゃ』と決意したんです」
与沢翼氏

大学生時代から起業サークルに参加するなど、「将来は成功者になる」と強い意志を秘めていたという

 そこから一念発起して早稲田大学を目指し、翌年には一発合格。在学中にアパレル会社を立ち上げるが、急拡大路線に失敗して倒産。新たに情報商材事業を始めるが、今度は3億円超の法人税未納で資金ショートを引き起こす。数々の地獄を見てきた与沢氏だが、それでも「10代の経験に比べれば、大したことはなかった」と振り返る。 「非行少年の世界を脱したときに比べれば、2度の経営破綻はまだラクでした。薬物依存同様、素行不良の習慣は簡単にやめられない。でも、ここで流されたらもう取り返しがつかないとわかっていたので、ひたすら孤独に耐えました」
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「逆襲力」の秘訣
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ブチ抜く力

あの“秒速の男"が地獄の底からカムバック。与沢翼、集大成の1冊が完成!


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