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未承認国家にアフリカや東アジアも。車椅子やサラリーマンをしながら世界一周する男たち<乙武洋匡×東松寛文対談 第2回>

 世界一周の旅……。言葉だけ聞くと実現不可能に思える壮大な旅だが、かたや車椅子、かたやサラリーマンでありながら、それを実現させた男たちがいる。

知らない国に行くことに価値がある

乙武洋匡氏と東松寛文氏

乙武洋匡氏(左)と東松寛文氏(右) <撮影/荒熊流星>

 そんな世界一周ライフを続けているのは、近著の『ただいま、日本』でもその様子を描いている乙武洋匡氏。そして、「リーマントラベラー」として知られる東松寛文氏だ。  前回に引き続き、彼らが世界一周にかける思い、そしてその裏側を語り合う。 【過去記事】⇒車椅子やサラリーマン生活で世界一周 気になる仕事や金銭事情を聞いた<乙武洋匡×東松寛文対談 第1回> 乙武洋匡氏(以下、乙武):「東松さんはこれまで何か国ぐらい回ってるんですか?」 東松寛文氏(以下、東松):「社会人3年目から旅行を初めて、7年間で67か国ですね」 乙武:「そこもあまり理解されないんですけど、僕は今100か国目指しているんです。それで、周りからは『それだけ行ったら気に入った国あるでしょう?』と言われる。僕はこれまで86か国に行ったんですけど、だったら気に入ったところに行ったほうが楽しいんじゃないの?と。  たしかに、おいしいものとか綺麗な景色といった、いわゆる『観光』にこだわるならそうだと思うんですよ。でも、知らないところに行く、知らない文化に触れるのが旅の醍醐味なので、まだ一回も行ったことのない国に行くほうに価値を感じるんです」 東松:「すごくわかります」

同じ地域でも国によって文化は大違い

乙武:「行ったら意外と楽しかったりするんですよ。今年の3月には、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンに行ってきたんです。 東松:「いいですね、いいですね」 乙武:「正直、僕も行く前は『そろそろ俺、スタンプラリー的な旅になっていないか?』と思ったんです」 東松:「わかります、めっちゃわかります」 乙武:「それこそ大好きなバルセロナとかイスタンブールに行ったほうがいいんじゃない? 俺こだわっちゃってない?って思ったんですけど、行ったら楽しいんですよ」 東松:「よかった! 同じ仲間がいた!」 乙武:「行くまでは3か国の違いもよくわからなかったし、同じような感じかなって思ったけど、実際に行くとまるで違う。ご飯も何を食べているのか想像すらつかなかったけど、遊牧民の羊を多用した料理に、中華と中東が混ざり合ってて、驚くほどおいしかった。  カザフスタンはロシア系が多くて顔立ちもクッキリしてる。キルギスはモンゴルまでいかないけど、日本人にちょっと似てる。そこもわからなかった。そういうのを経験しちゃうとマイナーな国に行きたくなっちゃうんですよね」
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インドとパキスタンの意外な友好関係を目撃
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ただいま、日本

日本を飛び出した乙武洋匡が、電動車椅子で海外移住も視野に入れた世界一周の旅へ!


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