更新日:2023年04月27日 10:17
恋愛・結婚

結婚披露宴で「恥ずかしい過去」を実の兄に暴露された新郎

元引きこもり兄、饒舌スピーチでまさかの暴露

「兄はいじめが原因で17歳から5年ぐらい引きこもっていましたが、あることがきっかけで立ち直って大検をとり、その後IT会社に就職しました。でも長続きせず、今も働かずに実家にいるんです」 スピーチ 実家にいた時から、兄とはめったにしゃべらなかったと話す石川さん。無口な兄が突然スピーチを依頼されて、さぞかし困っただろうと同情したが、マイクを口に持ってきた兄は意外にも饒舌だったという。 「祝福の言葉だけかと思っていたんですが、僕が小学校3年生までおねしょをしていたことをペラペラ喋りまくったんですよ。しかもおねしょの布団をベランダに運んで、乾かしてあげたことを得意げに。兄の表情はとっても楽しそうでした」  子供の頃の話などどうとでもないと思う。だが会場はざわつき、石川さんも新婦の美優さんもドン引きしていたそうだ。その様子を見た石川さんは兄に駆け寄り、マイクを奪ったという。 「MCが必死に、その場を取り作るように言葉を並べましたが、会場を見渡すと、笑いをこらえる人や、気の毒そうに僕をちらっと見る人などいろいろでしたよ」とため息をつく石川さん。  披露宴をぶち壊した兄は、席に戻ると、ぬるくなったビールを美味しそうに飲み干したそうだ。兄弟の関係はその後、完全に冷え切ってしまったという。  当然、おねしょの暴露で夫婦関係が破綻したなんてことはなかったようだが、晴れ舞台で恥ずかしい思いをしたのは事実。これは略奪愛の罰が当たったのかもしれない。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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