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違法薬物で逮捕…女性留置所での生活とは?「全裸で屈伸させられる」

「全裸で屈伸させられた」

KONOMI「精神的に不安な状況だから、なかには取り乱してしまう人もいて。保護室に運ばれるのですが、両手両足に錠をかけられて、叫んでいる場合はSMの猿ぐつわみたいなものを口に嵌められる。ひどいときは布団でくるまれて運ばれていくこともあるのですが、みんなで『だれだろうね?』って話してた。なかには『うるせーんだよ!』と叫ぶ人もいましたね」  そんな保護室の内部とはどうなっているのか。 「実は、私も保護室に入ったことがあります。それは担当の嫌がらせだったのですが、昔から睡眠剤がないと寝れなくて。にもかかわらず、普段処方されている量より少ない分しか与えてもらえなかったので消灯の時間に抗議したんです。若めの担当が相手ではラチが明かなくて、主任を呼んでもらいました」  しかし結局、睡眠剤を増やしてもらうことはできなかった。そして、「みんなが寝ているので迷惑になるから、別室で話したい」と伝えたところ、そのまま保護室に連れて行かれてしまったのだ。 「室内は殺風景で通常の部屋よりはるかに狭い。食事や手紙の受け渡し用の小さな窓と剥き出しのトイレがあるのみ。紙をもらうときも言わないといけないのですが、ピンポンもないのでドンドンと叩くしかありません。地面は硬くて冷たい床で布団もない。  一睡もできずに朝を迎えると、食事のプレートが運ばれてきたのですが、ごはんの面はおにぎりになっていて、おかずの面はみんなと同じものなのに箸もありません。自殺防止が徹底されています。本当は3日間は出てこれないのですが、ちょうど取り調べがあって泣きながらうったえたところ、特別に出してもらうことができました」  そんな保護室に入るきっかけとなった睡眠剤。もともと処方されていた薬であれば、警察がその病院に確認を取ったうえで、留置所でも飲むことができるという。しかし、睡眠剤をめぐる思い出はそれだけではなかった。 「病院から薬を受け取るのは、本人じゃないとダメなんです。手錠をされたまま病院に行くのですが、めっちゃ恥ずかしい。当然、警察がトイレに行くのにもずっとついてくる。また、留置所から外出するときと帰ってきたときは、口のなかや膣のなかに何か隠していないか調べるために、全裸で屈伸させられます。左右で5回ずつぐらいですね」  また、検察による検事調べに行くときは手錠にロープでつながれて護送車で運ばれるというが、偶然の再会も……。 「手錠をこれでもかというぐらいにキツく締められるので、手がうっ血している子もいました。みんな『痛い、痛い』って言ってた。また、そのときは男性の警察もいるのですが、マスクをズラしてチラチラとこちらを見てくる人がいた。どこか見覚えのある顔だなって思ったら、私が経営している店のお客さんで驚いたことがあります(笑)」
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「最初の3日間は何も食べられなかった」
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