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許される不倫と許されない不倫の違い…浮気問題を大真面目に考える

浮気調査のプロが語る、『不倫のしやすい時代』の理由とは

 最後に登壇したのは年間1000人以上の浮気問題の相談を受け、男女問題コンサルタントとして活動する今野裕幸氏。探偵会社を経営しており、浮気調査に強く、毎日のように”不貞現場”を見ている。最近は傾向に変化も出てきていると話す。

今野裕幸氏

「つい先日の台風の日にも、石川県で不倫デートをしていた方の追跡調査をしていました。最近は時と場所を選ばない不倫が増えているように感じますね。SNSの普及により、遠距離不倫も増えてきている。不倫がしやすくなった状況にあるでしょうね」  など、現代の不倫・浮気事情。さらに過去の“とんでもない修羅場”なども語ってくれた。

ディスカッションではセックスレスと夫婦の関係性の話で盛り上がる!

(左から棚橋氏・今野氏・亀山氏・河村氏)

 イベント後半で行われたのは、観客約30人も参加したディスカッションコーナー。ここでの話題はセックスレスと夫婦の関係性の話に。  亀山氏は「家庭にはセックスを持ち込まない方がうまくいくこともあると思います。家族なので、無理矢理男女に戻ろうとするとギクシャクする」と語ったが、河村氏は夫婦間でもセックスレスを解消するための努力をすべきだと反論。 「セックスに魅力を感じなかったり、セックスが拷問のような運動であるとしか感じられなかったりする女性が増えてきているように思います。夫婦なのだからこそ、たとえばスローセックスなど方法を変えて楽しむ方法を考えてみてほしいと思いますね。特に、女性の『セックスしたくない』は多くの場合性交痛によることが多いんです。夫の自分勝手なセックスや自分本位なセックスにうんざりしている人は多いんです」(河村氏)  男性には耳の痛い話だが、もしセックスレスに悩んでいる場合はそのやり方を変えてみるのも手かもしれない。さらに亀山氏は、セックスレスはコミュニケーション不足によるものだと指摘する。 「女性も痛かったらそのことを相手に言えばいいのでは、とは思います。そうしたことが言えない関係のまま夫婦を続けることはちょっと違うのではないかなと。セックスに対して『こうしてほしい』と伝えることは決して相手の人格を否定するわけではないわけだし。より良い関係を作るために要望を伝えるのは必要だと思いますよ」(亀山氏)  男女共に互いに歩み寄り、要望を伝え合うことは夫婦間の関係性とコミュニケーションにも大きな影響を与えるのだろう。
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肯定される不倫と否定される不倫の違い
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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