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貯金50万円の49歳男性、安アパート暮らしでも「貧乏とは思ってない」わけ

 お金が貯まる人、貯まらない人の違いは? 総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」の2019年4~6月期平均結果(二人以上の世帯)によると50代の平均貯蓄は1756万円。そこに遠く及ばない実例を反面教師として、お金が貯まらない理由を考えてみよう。
10年後貧乏になる人の習慣

「趣味に生きるのが私の生き方」という蓑原さんの貯金は50万円。老後の備えは大丈夫?

趣味に費やすも危機感なし。このままでは貧困一直線

空港関連会社社員 蓑原孝志さん(仮名・49歳・バツイチ)貯金50万円  貯金できない理由は人それぞれだが、なかには趣味にカネを使いすぎて貯金が全然ないという人もいる。  空港職員として働く蓑原孝志さん(仮名・49歳)が好きなのは飛行機ではなく鉄道。列車で各地を巡るのが好きな“乗り鉄”だそうで1年にかける費用は100万円。実に、年収の3割近い額だ。 「本当はここまで使うつもりはなかったのですが、休日に衝動的に鉄道旅行することも多いので。独り身で注意してくれる人はいませんけど、借金したわけじゃないですし、別にいいかなって」  連休や長期休暇には全国各地を鉄道旅行し、100万円は切符代のほか宿代や飲食代も含めた出費だ。
10年後貧乏になる人の習慣

連休や長期休暇には全国各地を鉄道旅行する蓑原さん。切符代のほか宿代や飲食代も含めて年に100万円近い出費になる

 貯金は緊急用として手をつけずにいる50万円があるだけ。ただし、悲観している様子はない。 「一人で年収350万円だったら十分に暮らしていけます。実際、自分が貧乏だとは思っていません」

20年勤めていた会社を早期退職

 とはいえ、1年半前まで20年勤めていた前の会社の年収は440万円。未経験業務の部署に配置転換されたため、早期退職者募集に応募して辞めてしまったのだ。  そこで受け取った早期退職金は1000万円。 「退職金は離婚した妻との子供2人の養育費の残り分を一括払いして消えました。父親の責任は果たしたので、今は身軽なものですよ」  そう話すが蓑原さんの場合、転職して年収が20%も下がっている。給料が減って趣味にお金を使いまくっていては貯金できなくて当然だ。 「でも、今は家賃5万円の安アパート暮らしですし、趣味以外での私生活での出費はそれほど多くありません。それに私は貯金があるから偉いとは思っていません。本人が納得の上でカネを使っているのなら問題ないのでは」
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食事は卵かけご飯
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