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貧困風俗嬢が貧乏から抜け出せない理由「月収12万円あればいいほう」

貧困風俗嬢が貧乏から抜け出せない理由

 高給取りが多く、一見華やかに見える夜の世界だが、「常に金欠状態」と嘆く嬢たちは意外と多い。デリヘル嬢として働く吉村えりかさん(仮名・27歳)も、「日払い制で指名がない日は収入もゼロ。月収12万円あればいいほうです」と言うが、不思議と危機感や焦燥感はあまり感じない。
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※写真はイメージです

「かわいいコは立て続けに指名が入るけど、ウチはぽっちゃりでブスキャラだから。指名がなさすぎて食っちゃ寝を繰り返していたら、入店から半年で体重が約11kgも増えちゃった(笑)。  だからといって、マメに営業メールをしたり指名を増やす努力はしたくない。店の寮もあるからなんとか生活できるし、高望みはしないで身の丈に合った生活でいいんです」

借金を返すために…

 ソープ嬢のセリナさん(仮名・24歳)も、「借金を返すために、手っ取り早く稼ぎたくて始めました。将来どうするとかは考える余裕ないし、今、生活できれば別にいい」と、収入が低いにもかかわらず、向上心や危機感が欠落している様子がうかがえた。 「なかなか借金が完済できないけど、自分へのご褒美として夕飯には毎日3000円以上使っちゃう。待機中はスマホゲームに課金しているときが至福の瞬間。最高額は月6万円だったかな」  目先の欲望に忠実な彼女たち。「周りも似たようなコばかりだから、特に焦らない」と語る、ぬるくてゆるい環境は居心地がいいようだ。 「がんばることを強制されないのがラクですね。一生懸命に努力する人を見るのは息苦しいんです。全員が向上心を持っているわけじゃないので、私は私。これでいいんです」(えりかさん)  そのぬるま湯の先は果たして……。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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