仕事

リストラ回避策の第一歩。会社に「いらない」と言われたら…どうする?

「いらない」と言われても会社に残る? それとも去る?

 加えて、多くの人の盲点になるのが、SNSの活用だという。 「人事は基本的にフェイスブックを検索しています。40代以上はフェイスブックユーザーが多いでしょうし、そこでプロフィールがきちんとしていたり、交友関係が見えると、それだけで“信頼できる採用候補者”として見られます。日本の場合、フェイスブックはもはやビジネスツール。活用しないのはもったいないです」  また、前川氏は「管理職になれなかったリストラ予備軍であることが、第二のキャリアではアドバンテージになる場合もある」と続ける。 「部下がたくさんいる管理職の人は、マネジメントができる代わりに現場プレーヤーとしての“筋肉”が弱っています。けど、ミドル転職をしたら、今よりも小規模の会社で自ら動かないといけないことが増えるわけです。大企業で出世できず現場にいた人は、成果は出せていないにせよプレーヤーとしての足腰は衰えきっていない。だからこそ逆転の道もあるはずです」  今の会社でも転職先でも、何かを変えようとする気持ちがなければ一歩も先に進めないのだ。 OVER45リストラ回避術【キープレイヤーズ代表・高野秀敏氏】 インテリジェンスを経て’05年に独立。これまで人材市場の現場で1万人以上のキャリアカウンセリングを行う。エンジェル投資家としても知られている 【FeelWorks代表取締役・前川孝雄氏】 「上司力研修」「50代からの働き方研修」などで400社以上の人材育成を支援している。新著『50歳からの逆転キャリア戦略』(PHPビジネス新書)が発売中 【人事コンサルタント・平康慶浩氏】 セクションアンドバリエーション代表。現在までに150社以上の人事評価制度の改革に携わる。著書に『出世する人は人事評価を気にしない』など <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/てんなま アンケート協力/エコンテ>
1
2
3
おすすめ記事