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巨大SL駅舎の鉄道駅に行ってみた。SLが通年運行するのは全国に2つだけ

―[シリーズ・駅]―
 全国には土偶や亀、UFOに河童といった一風変わった建物の駅が点在。ド迫力の超巨大SL駅舎が訪れる者を圧倒する真岡鐵道「真岡(もおか)駅」(栃木県真岡市)も、そんなユニーク駅のひとつだ。

駅舎だけでなく隣接する施設もSL風

真岡駅

真岡駅

 都内からつくばエクスプレスと関東鉄道、真岡鐵道と乗り継いで約2時間40分。真岡駅は下館駅~茂木(もてぎ)駅の41.9キロを結ぶ真岡線の中間に位置し、駅舎には真岡鐵道の本社も入っている。  ただし、駅舎が大きすぎるせいか列車到着後ホームに降りたときは、商業施設が併設されたターミナル駅かと思ってしまった。たが、駅前に出て振り返って見ると、4階建ての立派なSL風の建物。壁面は茶色のレンガ調のタイルで、先頭の顔の部分や車輪の部分などはガラス張りにして、遠くからでもひと目で蒸気機関車だとわかる。  1997年に現駅舎に改築されてからは街のシンボルとして親しまれ、関東駅百選にも選出。駅構内には子供が自由に遊べる「キッズスペース」、駅の模型やミニSLが展示されている「SLギャラリー」、駅や真岡市内が一望できる「展望デッキ」などがあり、親子連れでも楽しむことができそうだ。
SLキューロク館

SLキューロク館

 しかし、真岡駅の見どころはこの駅舎だけではない。駅に隣接する『SLキューロク館』という施設も駅舎ほどではないが、長さ53.46メートル×幅10.46メートル×高さ12メートルと大きく、地元の観光スポットとして人気だ。
9600型蒸気機関車

9600型蒸気機関車

客車「スハフ4425」の車内

客車「スハフ4425」の車内

 同施設は真岡鐵道が運営しており、“キューロク”の愛称で知られる「9600型蒸気機関車」を展示していることにちなんで命名。土日祝限定ながら1日3回、数十メートルと距離は短いながらもSLが走るのだ。運行時は外から眺めてもいいし、連結する国鉄時代の懐かしい4人掛けボックス席の客車「スハフ4425」に乗車に乗ることもできる(※300円。運行時以外の乗車は無料)。

SLにちなんだオリジナルグッズが充実!

 ちなみにこの客車では施設内に併設されている『キューロクカフェ』で販売している各種メニューを車内に持ち込んで飲み食いすることもでき、筆者も人気のソフトクリームを食べながら小休止。居心地がよくて、ついつい長居してしまった。
D51型蒸気機関車

D51型蒸気機関車

キハ20型

キハ20型

 ほかにも屋外に出ると、“デゴイチ”の名で知られる「D51型蒸気機関車」、かつてローカル線などで活躍し、今も根強い人気を誇る「キハ20型ディーゼル気動車」、それ以外に車掌車や貨車などを展示。保存状態もよく、まるでSLを中心とした鉄道のテーマパークみたいだ。
お土産コーナー

お土産コーナー

 また、館内には「SLせんべい」や石炭のような見た目・形をした「SL石炭揚げ餅」といったお菓子をはじめ、SLの車体番号が入ったタオルなどのお土産も充実。ここでしか買えないオリジナルグッズが多いのでいい記念になりそうだ。
キューロク館の館内

キューロク館の館内

 そんなキューロク館はうれしいことに入場料が無料。懐に優しいのはありがたいが、有料にせずにこれほどの施設を維持できるのが正直心配になってしまうほどだ。
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本物のSLが運行中!
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