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「絶滅危惧カニ駅弁」が復活!ウニ&アワビが乗った新作も<第55回駅弁大会レポ>

ウニやアワビが乗ったピラフが登場

写真を見るだけで、宝石箱感がある

 続いては、ホテルが作る洋食駅弁が話題となる「小名浜美食ホテル」。一昨年はトロトロ卵で巻いた「小名浜オムライス」で評判を呼んだが、今年の新作は「ピラフ」だ。「小名浜ウニピラフ」(福島県 常磐線 いわき駅/1380円)。

ウニの貝焼き(左)とアワビの姿煮(中)

 今大会でも実演販売されている、同調整元の不朽のヒット作「うにの貝焼き食べくらべ弁当」でド肝を抜いたあのウニの貝焼き、そしてアワビの姿煮も乗っている豪華版、さながら「宝石箱」だ。  硬めに炊かれたピラフはウニの汐の香りと、バターの香味で、軽やかな仕上げ。冷たいままでどうかと思ったが、そこは「オムライス」の調整先、しっかり香るライスはビールにも合いそうでウマい。ピラフにはクリームがかかっているのと、色付けでパプリカが乗っているだが、いささか味、香りともに過剰な気も。ウニと魚介の旨味で充分に満足できると記者は思うのだが……。  いずれにせよ、贅沢なウニの貝焼きとアワビの姿煮をダブルで楽しめる駅弁はこれしかない。新旧の味が同時に楽しめるのも駅弁大会の醍醐味だろう。 取材・文・撮影/駅弁記者(参加=13年連続18年目)
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【第55回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】
1月8日(水)~21(火)
京王百貨店新宿店7階大催場
午前10時~午後8時 ※21(火)は午後6時閉場
https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2020/
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