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あん肝どっさり「あんこう鍋弁」から花椒使用の「麻婆すき焼き弁」まで。超個性的駅弁の磁力/第55回駅弁大会レポ

 連日大賑わいを見せている「第55回元祖有名駅弁とうまいもの大会」。大会最初の週末、三連休に突入し、会場は異様な熱気に包まれている。  今日、最初にご紹介するのは、今大会の”出場選手”が完全に網羅されている「駅弁リスト」に掲載されてはいるが、折込チラシには載っていない駅弁である。

あんこうの目つきがイイ

 「あんこう三昧弁当」(茨城県 常磐線 水戸駅/1100円)、茨城・大洗の名物グルメである「あんこう鍋」を大胆にも駅弁に昇華したというなんとも珍しい逸品。あんこうを主軸にした駅弁は「唯一無二」である。  この駅弁、実演ブースの「常陸牛牛べん」の調整元が同時に販売しており、「常陸牛牛べん」を買い求めるお客さんが、物珍しそうに「あんこう三昧弁当」のサンプルを見ている。記者も初見だったため、売り子のマダムに「この弁当はいつから販売しているんですか?」と尋ねると「3年前から売ってますよ。東京駅の『祭』(日本最大の駅弁コーナー)でも売っていて、午前中で売り切れてしまうほど人気なのよ」と胸を張る。

あん肝の絶対的なインパクト。上はあんこう唐揚げ、その左はあんこうの味噌煮

 「大洗名物」と書かれたスリーブにはあんこう鍋の個性的なイラスト。あんこうの鋭い目つきが印象的だ。蓋を開けると、魚介の香りがふわっと香る。まず目に飛び込んでくるのは大きな「あん肝」。居酒屋でしか見たことのないモノが弁当に鎮座しているではないか! がぶりと行くのは惜しいので、チビチビ舐めるように味わう。うーん、濃厚。これは日本酒が必要だろう。

濃厚なあん肝。スパイシーな唐揚げは冷えていてもしっかり旨い。酒がほしい

 あんこうの唐揚げはスパイシーな味わい、あんこうの味噌煮は優しい味で酒がすすむ。鍋をイメージしているだけあって、ご飯は味噌で炊き上げた炊き込みご飯。こちらは甘く、ふくよかな味。三つ葉のおひたしの苦味がいいアクセントだ。正直、物珍しさで手にとった駅弁だが、いい意味で裏切られた。この駅弁は前半戦(14日)まで。気になった貴方は、実演ブースへ急げ!  ちなみにネットにある資料を読むと、「駅弁秋の陣2019にあわせた新作駅弁」と書いてある。こういう諸説あるのところも駅弁大会の魅力と断言しておく。
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シビれブームが駅弁界にも波及
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【第55回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】
1月8日(水)~21(火)
京王百貨店新宿店7階大催場
午前10時~午後8時 ※14(火)は午後5時、21(火)は午後6時閉場
https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2020/
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