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「プレハブ倉庫暮らし」を選んだ夫婦。カネはかからないが…

 日本社会はどこに向かうのか――。好景気と言われるなかでも、格差は埋まらず、困窮している人たちもいる。生活費の中でも高くつく「住まい」を、どうしているのだろうか?

家賃ゼロ…夫婦が選んだ「プレハブ倉庫暮らし」

[令和版]負け組の衝撃

家賃はゼロ、住宅ローンもナシで暮らす「プレハブ倉庫」

 自ら「プレハブ倉庫」に住むことを選択した夫婦がいる。ブログ「ブーさんとキリンの生活」の運営者で主婦である瀬高きりん氏だ。 「いわゆるロスジェネで就職が難しく、さらに遺伝子系の病気で10年近く引きこもり同様の生活を送っていました。社会的に『負け組』を実感した中で、立て直そうともがいていましたが、今度は震災に遭って……」 「死にたい」とすら思う日々の中で、現在の夫と数年付き合い結婚。そこで新居選びだ。 「『戸建て』購入で借金を背負いたくない、『賃貸』も無駄。申し訳なさそうに提示された、夫の実家にある『プレハブ倉庫』を迷わず選びました。だって、すべては一瞬で瓦礫になってしまう……。見えを張るより、“リスクヘッジ”を選びました」  倉庫暮らしと聞くと狭く窮屈なイメージだが……狭い箇所もあるものの、寝室では布団を広げ意外とゆったりくつろぐスペースもあるという。
[令和版]負け組の衝撃

「プレハブ倉庫暮らし」する夫婦の思いとは…

 世帯収入は同年代より低いというが、家賃はゼロ、さらに井戸水を利用し水道代も不要、月10万円は節約できる。その分を貯蓄と運用に回していると話す。 「メリットばかりではありません。強風に建物が揺れ、夏の暑さ&冬の寒さがつらく、壁のすき間から虫やコウモリが入ってくる。大変ですが、これも人生です」  究極のミニマリスト生活。これも令和時代の新たな夫婦のカタチなのかもしれない。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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