更新日:2020年05月29日 00:03
ライフ

『筋肉体操』谷本道哉が直伝、間違った筋トレは時間のムダ

 お次は、腹筋を鍛えるレッグレイズ。やり方は、 ・椅子に浅く腰掛ける ・椅子の後ろを持ちながら、脚を高く上げきる ・このとき「キュー」と言う ・ゆっくり脚を下ろす ※自信のある人は、足をできるだけ伸ばし、下げるときには地べたに付かないようにする  気になるのが「キュー」という掛け声だが…。 「レッグレイズは、脚を上げる角度によって負荷が大きく変わるため、なるべく高く上げましょう。このとき『キュー』と言うことによって脚が上がりやすくなります。例えば『ピシッ』や『だらり』とその場で言ってみてほしいのですが、それぞれ背筋が伸びるのと背中が丸まることがわかると思います。同じ理屈で、キューと言うと体の動きが変わります」  気になるそれぞれの回数は「限界を感じる」まで。1日起きに1セットから、できれば2セット行うようにしよう。呼吸は「上げるときに吐く」のが理想だが、呼吸にばかり意識が行くとトレーニングが疎かになりやすいので、まずは「息は止めないこと」を守るようにしよう。  よく精力的に活動する高齢者が、その秘訣として「1日100回のスクワット」などを挙げるが、谷本先生によれば、その手のトレーニングは「膝がわずかに曲がる程度」そうだ。 「なぜそうなるかといえば、『100回やること』が目的になっているからでしょう。どの筋トレも“量より質”が重要です」  実際に、屈強な体の持ち主である谷本先生は、週4回トレーニングを行っているが、1回にかかる時間はわずか20分だという。  これらのメニューであれば、ダンベルなども不要。やろうと思えば1秒後にはできてしまう。 「選択肢は“やるか、すぐやるか”。そして、“頑張るか、超頑張るか”の2択で考えてください」〈取材・文/加藤純平(ミドルマン) 撮影/八杉和興〉
1
2
毎日4分で超快適! 超ラジオ体操

NHK『みんなで筋肉体操』でおなじみの著者が、新しいラジオ体操を考案!いつものラジオ体操の効果をさらにアップ!

おすすめ記事