エンタメ

2020年春ドラマ、テレビマンが本当に勧めるのは? 『半沢直樹』には不安要素も…

『おっさんずラブ』脚本家が“おっさん家事代行”を描く

 また、テレビドラマを中心に活躍する脚本家2名にもおススメ作品を聞いた。まずは映画や”2時間ドラマに定評のある女性脚本家B氏だ。
「勢いに乗るTBSの火曜ドラマ枠の『私の家政夫ナギサさん』ですね。多部未華子さん演じる家事が全くできないアラサー女性の下に、大森南朋さん演じる天才家政夫がやってくるという話なのですが、大森南朋さんの家政夫姿だけでもう笑っちゃいますもんね。シリーズ第4弾となる『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系、金曜午後11:15~)と比べられてしまうと思うのですが、脚本を『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)の徳尾浩司さんが担当するので、プラスの意味で予想を裏切る“感動作”になりそうな気がします(笑)。主演の多部未華子ちゃんも年々華が出てきているので、今作で大ブレークしそう!」  最後に、特撮やアニメを執筆する脚本家C氏にも期待している作品を聞いてみた。
「相変わらず、テレ東は攻めているなと思います。『捨ててよ、安達さん。』(テレビ東京系、金曜深夜0時52分~)のようなフェイクドキュメンタリードラマや松重豊さんが猫に扮する『きょうの猫村さん』(テレビ東京系、水曜深夜0時52分~)に期待しています。『きょうの~』は2分30秒ほどのミニドラマなのですが、今後はネット配信を狙ってこのような短尺ドラマが増えていくと考えているので、その意味でも意欲的な作品だなと思います」  新型コロナウイルスの影響で撮影に遅れが出ているほか、放送日の延期が決まっている作品も多いが、在宅が増えるこうした状況時だからこそ、家でゆっくりとドラマを見て“気晴らし”をしてもらいたい――。<取材・文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
1
2
おすすめ記事