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ロックダウンで酒も飲めないタイ。“世界一下品”だったビーチは今…

同僚が女性を部屋に連れ込んでしまい…

 この軟禁状態のストレスをどうコントロールするかが、今の悩みだと話す。しかし、中にはこんなエピソードも……。
ソンテウ(乗り合いタクシー)は座る位置がテープで決められている

ソンテウ(乗り合いタクシー)は座る位置がテープで決められている

「馴染みのイタリアンレストランがあって、今はテイクアウトのみになっているのですが……、いつもは制服でビシッと挨拶してくれるスタッフが私服になってダラッとした雰囲気でも挨拶だけはしてくれるんですよね。こんな状況なのに雰囲気が朗らかなのはやっぱりタイだな~と、どこか安心します。  あと、笑えないエピソードなんですけれど、ロックダウン前にうちの会社の社長が新型コロナ対策に本腰を入れようと思案していたところ、社員数名がコンドミニアムに知り合いのタイ人女性を連れ込んでいることが発覚したんです。防犯カメラで発覚したのですが、不特定多数との接触を避けるように忠告されたばかりなのに……。さすがに、『次、連れ込んだらクビだ!』と社長から怒号が飛びましたね……」  なお、パタヤでは5月1日より多くの商業施設の閉鎖命令を解除し、営業再開予定になるという報道が出ている。たとえ、解除されたとしても観光業で成り立っている街なので、すべて元通りとなるのにはしばらくかかるだろう。また、コロナ再発防止のために旅行客の検査や隔離なども今後の課題となりそうだ。ともあれ、今年6月にはパタヤ旅行を計画していた筆者にとっては一刻も早い復帰を願うばかり。あ~、早く収束してパタヤで豪遊したい!!<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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