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「コロナ休校」で教育格差が深刻化…ゆとり世代を超える問題に

将来、子供を苦しませないために親がやるべきことは?

 親の経済状態が子供の教育格差を生んでいることはよくレポートされています。コロナショックの学校の対応によって、その格差は今までよりもさらに拡大しているでしょう。  単なる成績の良し悪しやその結果の学歴といった表面に見えやすいものではなく、あとからの努力で取り返しにくいような、見えにくい次元に影響しかねないということに恐ろしさを感じます。今、放置されている子供が将来、自覚なく苦しむような状況を迎えかねません。  コロナショックが顕在化してから書店でドリルがものすごく売れたという話を聞きました。不幸にも自分の子供が通う学校が「放置系の学校」であった場合でも諦めてはいけません。親が在宅ワークなどで子供と接する時間をより作れるようになっていたら、リカバーに取り組んで少しでも将来の不安を取り除くべく行動しましょう。  親としてやれることは、「国の政策、まだかよ」とメディアを見ながらぼやくことではなく、さらにドリルを買ってあげるだけでなく、ドリルを開きながら、不慣れでも下手でもいいので先生のふりをして教えてあげることだと思います。  下手な解説をした場合には当然子供からツッコミが入りますが、ツッコミに対して一緒に考えて押し返して……というやり取りを続けることで「軸」ができてきて、その軸を子供が受け止めて、さらに自分なりにアレンジしていくわけです。そうした所作は大人になり、会社員になった際の「変化に対応できる力」につながっていきます。  やむを得ず、出社をしている場合でも今の時期は飲み会もありませんし、子供が起きている時間帯になるべく早く家に帰りましょう。このまま生きる力が備えきれないまま大人になり、ずっと世話を見ることになってしまうリスクを考えると「悪い投資」ではありません。  ついでに親子の愛情をたくさん感じてもらうことで、お金持ちの子供よりも心が豊かに育つ可能性まで考えれば、お金のかからない有意義な「先行投資」だと割り切ることもできるはずです。株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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