「コロナ休校」で教育格差が深刻化…ゆとり世代を超える問題に
―[プロ経営者・中沢光昭]―
いまだに終息の気配を見せないコロナショック。短期的な混乱に焦点が当たりがちですが、バブル崩壊から発生したいわゆる氷河期世代の問題が現在に至っても引きずっているように、この先何十年も続く深刻な問題が起こりつつあります。
それは「教育の格差」です。学校によってコロナショックの対応が異なるため、わずか数か月のことであっても、学童期・青年期に発生してしまった教育格差が10年後、20年後、大人になっても根深く継続してしまうというシナリオが予想されます。
本来、解決すべきは国家かもしれませんが、それを待つよりも家族が主体的にサポートし、打開のための努力を1日でも早く始める必要があるでしょう。平日の昼間に公園で野球やサッカーをしたり、みんなで座ってゲームをしたりしている子供たちを見かけると、普段の休日であれば何も感じませんが、今のタイミングではそのシーンがとても恐ろしい光景に見えてしまいます。
「無意識下の行動」は幼少期の過ごし方に大きく影響
株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある
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