発売4分で売り切れ!新作ファミコンソフト『アストロ忍者マン』をやってみた
5月9日に発売された新作ファミコンソフト(FC互換ソフト)の『アストロ忍者マン』。発売開始4分で売り切れるという争奪戦のなか、筆者は運良く購入できたので、さっそくレビューしてみようと思います。
ファミコンソフトらしく見た目は非常にシンプル。プラケースの中にカセットと紙製のマニュアルが入っています。紙製のマニュアルは最近のソフトでは見なくなってしまいましたが、やはりファミコン世代には紙製のマニュアルは必須アイテムです!
せっかくなのでこのままカセットも分解して内部基盤も見てみましょう。
基盤は非常にシンプルですが、往年のファミコンソフトと同等の素晴らしい作りとなっています。最近では中華製造のファミコンソフトが色々と出ていますが、基盤を比べてみるとその精度の差は一目瞭然。不具合も起きにくいと思われます。
さて気になる基盤は、メモリーコントローラー1枚とフラッシュロム2枚の構成。左側がキャラロム、右側がプログラムロムです。キャラロムの中にグラフィックが詰め込まれており、プログラムロムにはゲーム内容やサウンドが詰め込まれています。
詰め込まれてるといっても、2つ合わせても1MB以下の驚異的に小さい容量。現代のデジカメで撮影された画像サイズ(約10MB程度)より遥かに小さいサイズです。
基盤は日本工場で生産されているので安心の高品質。基盤を制作したのは「GAMERnium(ゲーマニウム)」のとむねこさん。古くからファミコンに詳しく、基盤作成等を行なっている方です。
本格的なプレイ動画はyoutuberやRIKIさんの公式動画に任せるとして、筆者が実際にプレイした感想は、STG(シューティングゲーム)初心者でも、ほどよい難しさで楽しむことが可能ということ。音楽も耳に馴染みやすく、いつまでも聞いていたいといったそんな感じの楽曲になっています。
家に本格的な音響があるなら、ぜひ外部出力で音楽を聞いて見てください。ファミコンとは思えないくらいの重低音が響きます。
それもそのはず、塩田信之(代表作:サマーカーニバル烈火)、並木学(代表作:デススマイルズ/怒首領蜂最大往生) 等、有名音楽家が参加しています。
ゲーム自体の操作性は実にシンプルです。基本は左右移動のみで、ゲージが溜まったらビームを撃つだけとなっています。難易度設定はありませんが、やり込めばやり込むほど敵が強くなっていく感じがするので、この辺はやりこみ要素と言った感じかもしれません。
まずはカセット本体からレビュー。分解してみたところ……
ゲームをプレイしてみた感想は……
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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