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経済はボロボロなのに株価はなぜ高い?コロナ相場の謎にプロが回答

最悪の事態に備えながら、利益を狙う方法はある

 100年前に流行したスペイン風邪では第2波、第3波を繰り返し、世界人口の3割近くが罹患してようやく終息しており、新型コロナウイルスが同じ経緯をたどることはあり得ないことではない。5月22日にはデフォルトの“常連”であるアルゼンチンが6年ぶり9度目のデフォルト状態に陥ったが、今後他の国に飛び火することがあれば、金融危機の震源にもなり得る。  この最悪のシナリオは可能性としては高くないだろうが、万が一現実になったときのインパクトは非常に大きく、楽観シナリオに賭けた投資をしていると致命傷を負ってしまう。  万一こうした事態が起こっても生き延びるには、どうしたらよいだろうか。最強の防御を取るなら、株式のようなリスク商品をすべて現金化しておくのがベストだ。しかし、この方法ではメインシナリオや楽観シナリオが現実化した場合にまったく利益を上げることができない。  土居氏は「最悪の事態に備えながら、利益を狙う方法はある」と言う。具体的な戦略については次回記事で詳述しよう。<取材・文/森田悦子>
フリーランス記者/ファイナンシャルプランナー。地方新聞記者、編集プロダクションを経て独立。主な執筆分野は資産運用、年金、社会保障、金融経済、ビジネスなど。新聞、雑誌、ウェブメディアなどで取材記事やインタビュー、コラム、ルポルタージュを寄稿
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