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PayPayボーナスを増やす、1円からの投資「ボーナス運用」を試してみた

 こちらの財布や預金残高を一切痛めることなく、投資でひと儲けを狙う。これだけの文言なら、まるで怪しげな情報商材を勧めているかのようだ。しかし、以下に書くことはすべて事実である。PayPayの還元キャンペーンで得たポイントを疑似的なお金として見なし、それを運用する。もちろん証券相場は日々変動するから、ポイントが増える可能性もある。
相場

写真はイメージです

 そう、PayPayである。高額還元キャンペーンの話題が尽きないこのサービスだが、いよいよ投資部門も充実するようになった。

出金不可の「PayPayボーナス」を運用

 PayPay残高には、いくつかの区分が内包されている。たとえば、銀行口座からPayPayにチャージすればそれは「PayPayマネー」として反映される。これは出金や送金ができる区分だ。  一方で、還元キャンペーンのリターンとして付与されるポイントは「PayPayボーナス」である。こちらは出金、送金ができない。この記事では専らPayPayボーナスの話題を取り上げる。PayPayのミニアプリ『ボーナス運用』は、証券取引サービスを展開するOne Tap BUYと共に立ち上げた機能である。これを使えば、PayPayボーナスを増やすことができる……かもしれない。さすがにこれは投資の話だから、PayPayボーナスが減ることもある。  そしてより正確に書けば、このサービスは本当の意味合いの「投資」ではない。換金機能のないPayPayボーナスのみを使うものだから、その内容はあくまでも疑似的な運用に留まる。だが、運用して増やしたポイントはPayPayボーナスとして利用することができる。

少額ポイントでも運用できる

PayPay

まずは赤丸で囲んだ部分をタップ

 PayPayのアプリを開くと、ホーム画面に「ボーナス運用」とある。いつの間にかこんな機能が追加されてたのかというちょっとした驚きはさておき、さっそく試してみよう。タップすると何だか本格的な画面が出てきた。 PayPay 筆者はとりあえず、今の時点では118円分のPayPayボーナスを投資している。無論、線グラフは平日であれば毎日動き続ける。筆者はリターンの高い「チャレンジコース」にPayPayボーナスを自動追加するよう設定している。ただし、このチャレンジコースは当然ながらリスクも高い。それよりもより堅実な「スタンダードコース」も用意されているから、結局は分散運用がベストな方法なのだろう。 PayPay このボーナス運用は、通常の証券取引とは違って、始めるのに身分証明書提出は必要ない。金融取引の発生するサービスは、口座を開設する際に必ず「自宅への書類郵送」というプロセスを経なければならない。その書類にはオンライン口座のログインIDとパスワードが記載されているが、いずれにせよこれらの発行はオンラインのみで完結しない。  しかしPayPayのボーナス運用は、そうした煩わしい諸手続きとは無縁である。
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「PayPayボーナス長者」が現れる?
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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