仕事

コロナで不要な50代の特徴3つ テレワークで必要とされる人材は?

バブル崩壊を経験した50代は実は稀有な存在

鈴木:私が忘れてはいけないと思うのは、今の50代社員はバブル崩壊を乗り越えてきた稀有な存在だという点。その経験を武器にし、愚痴聞き役やカウンセラーに近い長老的な役割を担える50代は、従業員から感謝されると思いますよ。 丸山:それはありますね。 鈴木:それから、太鼓持ちやゴマすりは揶揄されるけど、これも立派な生存戦略だと思うんですよね。年収は下がるかもしれないけど、3年間ずっと社内の従業員を褒め続ければ、それはもう立派なモチベーターだと思うんです。 丸山:背に腹は代えられない状況になれば別だけど、経営者だって人の子。人情や温情には弱い。私もかつて社内ルールで退職勧告しないといけない社員を3年半引っ張ったことがありました。 鈴木:完全なルール違反じゃないですか。一体どうして? 丸山:彼は業績がよくなく、営業目標に対する執着も薄い。それでも誰も彼のことを憎めず、むしろ社内で人気があった。だから、半年おきに行われる面談に必ず上司が同席して「私が責任を持つので、あと半年お願いします」って言うわけ。それでもさすがに難しくなって3年半後に退職勧告したら、「粘ってすいませんでした」って。特別なスキルがなくても、そういう憎めない愛嬌のある社員はどんな時代になっても強いですよ。 鈴木:結局、最後は数値や成果で測れない“人間力”が命綱になることもある、と。面白いですね。 ▼不要な50代の特徴 ①「習うより慣れろ」と説明放棄 ②子供の独立を機に好奇心を失う ③前例のない事態に立ちすくむ ▼必要な50代の特徴 ①目標を設定して部下を仕切れる ②社員の心を癒やせるカウンセラー ③誰からも憎まれない抜群の愛嬌
[不要不急な50代]会社員

鈴木信吾氏「バブル崩壊後の悲惨な社会を生き抜いた、50代の経験は必ず生きます」

【イマクリエ社長・鈴木信吾氏】 テレワーカーを活用したアウトソーシング事業や、テレワーク導入に必要なシステム・業務設計のコンサル業務を行う。5万人のテレワーク登録者を国内外に抱えている。総務省による「テレワーク先駆者百選」に選出される
[不要不急な50代]会社員

丸山貴宏氏「子育てが一段落したからといって、人生のゴールを迎えたわけではない」

【クライス&カンパニー社長・丸山貴宏氏】 「企業力を超える採用」を叶える独自のノウハウを、これまで1000社以上に提供。個人へのキャリアコンサルティングは1万人を超える。著書に『自分に合った働き方を手に入れる!転職面接の話し方・伝え方』(高橋書店)など <取材・文/週刊SPA!編集部>
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