デジタル

他人のクレジットカードで不正使用1000万円。防ぐには?

作業はたった数分…今すぐ行動しよう

 仮に日本のクレカ所有者全員が3Dセキュアを設定すれば、上記のような事件は抑止できるはずだ。しかし現実問題、数分でできる不正利用対策を疎かにしている人が非常に多い。  逮捕された高校生は、航空会社の予約サイトでチケットを購入したという。しかし海外の旅行予約サイトでは、3Dセキュアを施していないクレカではそもそも決済できない仕組みになっていたりする。その国の政府がクレカの不正利用対策に関する指示を出しているのだ。そういう点で、日本は他国の後塵を拝しているのかもしれない。何でも「出羽守」になるのは良いことではないが、この問題に関しては他国を参考にして対策を練るべきだと筆者は考える。何はともあれ、3Dセキュアは今すぐにでも設定しよう。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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