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「あおり運転」をされるのが日常のタクシードライバー、対策を語る

あおり運転をされた時の対処法

 タクシーの業務中、街であおり運転を見かけると、あおっている車の大半がトラックか高級車、そして、あおられている車は軽自動車やミニバンが多いように見て取れます。このような傾向は、ある保険会社のアンケート調査にも同じような調査結果が出ていました。いい車や大きな車に乗ると気持ちまで大きくなってしまうのでしょうか。そうなると弱くみえるものをいじめたくなる……まるで近所のガキ大将的なものです。  では、あおり運転をされた時、どう対処すればいいのか? 1 挑発に乗らない  エスカレートし、重大な事実や事件になる可能性大です。 2 車列から離れる  まずはその場から離れ、あおる車から離れましょう。 3 停まる  執拗に追いかけきた場合は逃げずに安全な場所に停まりましょう。 4 ドアロックをかけ、窓を閉める  相手が車を降りて近づいた時の身の安全を確保しましょう。 5 証拠を残す  ドライブレコーダーやスマホで動画撮影して証拠を残しておきましょう。 6 警察に通報をする  迷わず警察に通報しましょう。  そして、あおり運転の加害者に多いトラックや高級車に対しては注意を払いましょう。  加害者にも被害者にもならないためにも「イラっ」をなくすことが1番大事だと思います。少し昔の交通標語にあった「お先へどうぞ。ありがとう」。譲り合いの精神を全ドライバーが持っていれば事故もあおり運転も相当減ると思うのですが…。  運転だけではなく、すべての生活の面に対しても肝に銘じておきたい言葉ですね。
物流ライター。ライター業の傍らタクシードライバーとして東京23区内を走り回り、さまざまな人との出会いの中から、世の中の動向や世間のつぶやきなど情報収集し発信する。また、最大手宅配会社に長年宅配ドライバーとして勤務した経験とネットワークを活かし、大手経済誌のWEB版などで宅配関連の記事も執筆する。タクシー・宅配業界の現場視点から、「物」・「人」・「運ぶ」・「届ける」をそれぞれハード(荷物・人)だけではなく、ソフト(心と気持ち)の面を中心に記事を執筆中。ブログ「吾は巷のインタビュアー!」
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