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大阪モデルで黄色に点灯した通天閣。足元の新世界はゴーストタウン化

新世界はゴーストタウン状態?

ミナミの繁華街は少し人が戻っていた

ミナミの繁華街は少し人が戻っていた

 ミナミでは感染者が増え続けているとはいえ、以前と比べると賑わいを取り戻しているようにも見える。
現在の新世界と「黄色信号」が点いた通天閣

現在の新世界と「黄色信号」が点いた通天閣

 しかし、ミナミから2kmほどの場所にある黄色信号が点いた通天閣のある新世界は、ひっそりと静まり返っていた。新世界の立ち飲み屋に勤務する店員は、現在の様子をこう語った。 「大阪モデルで信号が緑色になった5月中旬よりも、今のほうが人は少なく感じます。やっぱり、閉店したづぼらやの看板が点いていないこともあり、夜になるとゴーストタウンのようになっています。飲食店でもテラス席で飲む人が多いため店内はガラガラで、営業短縮やふたたび休業に入っている店もありますね。たまにお客さんが来たと思っても、ライトアップされた通天閣の写真だけ撮って帰る人ばかり。新世界は観光で成り立っている場所なので、今の状況が続くと街全体が廃れてしまうことにもなりかねない。『Go Toトラベルキャンペーン』に期待するしかなさそうですね……」  コロナの第二波を目前に、第一波のときよりもさらに厳しい状況になっている大阪。果たして、通天閣の黄色信号が基準内の緑色に変わることはあるのか、それともこのまま警戒レベルの「赤色」になってしまうのか……。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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