仕事

曖昧な上司にキレても損。20代サラリーマンがやるべきことは…

若手を放置する会社からは転職も

 また、前川氏は働き方の変革が迫られる現在、20代こそ自身のキャリアについて真剣に向き合うべきだと続ける。 「20代は社会人としての土台をつくる大切な時期。社内教育システムが確立されている大企業はその意味でメリットがありますが、もし今いる会社がコロナ禍で若手を放置しているようであれば、自分が成長できる業界や企業に転職するのもひとつの選択肢です。  最近はSDGsの流れもあり、キャリアプランが明確な人ほど社会貢献とビジネスを両立させるソーシャルベンチャーを志望する傾向があります。今後は会社の名前ではなく、自分自身が仕事を通じて何を果たすかが問われる時代。キャリアプランは自分の手で常に描いておくことが重要です」  働くことの意味を問う20代。彼らの期待に応える背中を先輩社員が見せなければ、瞬く間に見切りをつけられる可能性も。そんな会社に未来はあるのだろうか。 ▼コロナ氷河期サバイバルの心得 ・上司に頼らない、セルフマネジメント力を養え ・コロナで放置されるなら、成長できる場所に転職すべし ・仕事を通じて何を果たせるかを問い、10年後、20年後のキャリアを描く 【FeelWorks代表・前川孝雄氏】 青山学院大学兼任講師。「上司力」「50代からの働き方」研修で400社以上を支援。著書に『50代からの逆転キャリア戦略』(PHPビジネス新書)など多数 【人材育成コンサルタント・片桐あい氏】 カスタマーズ・ファースト代表取締役、産業カウンセラー。外資系企業を経て独立。著書に『これからのテレワーク 新しい時代の働き方』(自由国民社) 【組織人事コンサルタント・曽和利光氏】 人材研究所代表取締役社長。リクルートの人事採用部門を経てさまざまな業種の人事・採用部門の責任者を担当。著書に『コミュ障のための面接戦略』(星海社)など <取材・文/週刊SPA!編集部>
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コロナ氷河期

終わりなき凍りついた世界を生き抜くために
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