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コロナ氷河期を生き残るには?テレワークで不必要な人が明らかに

 緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開されたら一段落……そんな安心感は幻想にすぎない。経済対策の効果が切れ、企業の体力が尽き、大量の失業者が生まれる「雇用崩壊」はむしろこれから本格化する。リーマンショックをはるかに超える「コロナ氷河期」。その最悪のシナリオと生き残る術を探っていく。 コロナ氷河期の衝撃

コロナ禍は、好きになれる仕事に出合う絶好のチャンス

▼気鋭の経営者が語る“コロナ氷河期の新しい働き方”  コロナによって激変する時代は、閉塞した現状を打破するチャンスでもある。知識やスキルや経験を商品として売り買いできるスキルマーケットサイトとして日本最大級の「ココナラ」代表の南章行氏はこう語る。 「今後は組織よりも、“個”が重視される時代へと一気に加速していきます。コロナ禍で日本の大多数が強制的にテレワークやオンライン授業を経験したという特殊な状況は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進め、多くの仕事がテクノロジーに置き換えられていく。  そんな時代に求められるのは、個人の希少性(レアリティ)です。ほかの人にはできない価値を生み出せる人は重宝され、生み出せない人は存在価値を失う。会社に置き換えれば、『この仕事ならあの人に任せよう』と思われる得意分野がないと、今後は生き残れません」  では、自分の個性を打ち出し、他者から求められる人材になるにはどうしたらよいのか? その方法として南氏が提案するのが、「自分がワクワクできる、お金にならない副業を始めること」だ。 「今40代だとすると、社会人人生の前半戦が終わったばかり。これまで培ってきたノウハウやスキルだけで、時代の変化が激しくなる後半戦を乗り切るなんて不可能です。だからこそ、インプットの場として本業とは別の『2枚目の名刺』を持つべきです。  副業というと本業の切り売りをする人も少なくありませんが、インプットにならない。最初はお金にならなくてもワクワクできる副業を持つことで、新たなネットワークや経験というインプットを得るべきです」
コロナ氷河期の衝撃

南章行氏

 実際に南氏自身も、創業前からNPOを運営していた。 「そのNPOで得た知識や経験、仲間たちがいなければ、今の自分はあり得ませんし、今も運営を続けています。すると、面白いものですね。みんな好きでやっていることだから、最初は『コロナでどうしよう……』と気落ちしていたのが、10分後には『オンラインで面白いことができるんじゃないか?』と変化を楽しんでいました」  見方を変えればコロナ禍は、そうした「新しい何か」を見つける絶好のタイミングだという。 「テレワークで通勤や残業の時間が減り、新しいことを始める余裕ができた人も多いはず。実際、『ココナラ』でも3月以降の新規登録者数が、倍近くも増えました。この氷河期をチャンスと見て動くか否かで、その後の人生は大きく変わってくるでしょう」  氷河期を恐れて、動かずにいれば凍死するだけ。まずは、一歩踏み出すことが肝心なのだ。 【ココナラ代表・南章行氏】 住友銀行(現三井住友銀行)などを経て’11年に起業。著書『好きなことしか本気になれない。人生100年時代のサバイバル仕事術』
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テレワークで成果が出ない人は、リアルでも「不要な社員」
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