コロナ禍で登場したオンラインキャバ嬢。気になる月収は…
新型コロナウイルスの影響により、世界中が不況に陥っている。もちろん、キャバ嬢達も例外ではないのだが、それを物ともせず稼ぐ女達がいる。キャバ嬢達がコロナ禍をチャンスにした方法とは?
大阪のキャバクラに勤務するユウナさん(仮名・28歳)は、まだ海外渡航制限がかかっていなかった頃、韓国からマスクを大量に買い占め、転売して稼いだキャバ嬢だ。
「きっかけは1月に仕事で韓国に行ったとき。元々、日本未入荷のコスメや服を韓国で購入して日本のフリマサイトで転売していたんです。そのとき、韓国の空港の免税店で日本で人気のマスクが売られているのを見つけたんです。そのマスク自体は日本製なのですが、韓国にも並行輸入しているようで定価で売られていました。
そのときは自分用にまとめ買いをしたのですが、後日、フリマサイトを見てみると定価500円のそのマスクが2000円で売られていることを知ったんです。すぐにまた韓国に飛び立ち、今度はそのマスクだけを購入してきました」
そのマスクは、現在も日本のドラッグストアで700円ほどで売られているという。しかし、免税店で購入したため、日本よりも安く定価で購入できたという。
「2度目の渡韓のときはマスクを購入することだけが目的だったので、ガムテープと圧縮袋だけ持っていきました。機内に荷物を預けて何か言われたときに面倒臭いなと思ったので、3枚1セットのマスクを圧縮袋にパンパンに詰め込んで手荷物で持って帰ってきました。全部で400セットほど購入して、かかった費用は航空券も合わせて25万円ほど。
帰国してすぐにフリマサイトでマスクを転売したのですが、これが面白いように売れましたね。中でも人気のカラーは高く売れて2パック1万円で購入する人もいました。それから、3月にマスク転売が禁止されるまで100万円ほど売り上げましたね」
3月15日よりマスクの高額転売が法律で禁止され、違反者には1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられる。現在は以前のようにコスメや服の販売を行っているというユウナさんだが、1月の時点でいち早くマスク転売に目をつけたのはアッパレと言うべきか……。
マスクの転売で稼いだキャバ嬢
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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