恋愛・結婚

コロナ禍で登場したオンラインキャバ嬢。気になる月収は…

オンラインキャバクラで月に40万円

めぐみさん

めぐみさん

 一方、キャバクラ店が次々と休業になりキャバ嬢達が悲鳴を上げる中、コロナ以前と変わらぬ稼ぎを見せるキャバ嬢も。筆者も以前、取材したオンラインキャバクラ『ズムキャバ!』に勤務するめぐみさん(27歳)だ。 「以前は六本木のクラブに勤務していたのですが、勤務歴が浅いということもあり月収は30万~50万円ほどでした。ズムキャバに入店してからは、緊急事態宣言中は週5日出勤して1日で5万円以上稼いだこともあります。キャストドリンクにミニシャンパンがあるので1日3本は飲みましたね。ズムキャバでの最高月収は40万円ほどなので、クラブに勤めていた頃とあまり変わらなかったです」  店が休業したり出勤制限をされたことでオンラインキャバクラに移籍するキャバ嬢も多いが、慣れない環境で思うように稼げない……という声もある。普通のキャバクラとの違いや、オンラインならではの稼ぎ方のコツはあるのだろうか? 「普通のキャバクラでは、お酒を作る、灰皿を変えるなどお客様への気配りが第一なので楽しい空気を作りつつも緊張感は常にあります。しかし、オンラインは画面越しなので細かな気配りよりも表面的な部分がとても大事だと思います。リラックスしながら会話ができるので友達同士で飲んでいる感覚で、とても楽しいです。  接客のコツとしては、オンラインならではの姿を見せるのが効果的だと思います。自分の家からZoomで接客するのですが、部屋の様子や生活感のある部分を見せることで『私はこんな人間だよ』ということをお客様にアピールできるんです。お店では見れない普段の姿を見せることで、お客様にも興味を持ってもらえますね」  稼ぎ方はそれぞれだが、各々のスキルを活かして稼ぐキャバ嬢達。ウイズコロナ時代に突入してこれからますます厳しい状況になるであろうキャバクラ業界。キャバ嬢の生き残りを賭けた戦いはすでに始まっているのかもしれない。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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