更新日:2020年07月29日 15:59
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感染者増の名古屋、夜の街はいま…“俺コロナおじさん”続出のナゾ

なぜ愛知で「俺コロナおじさん」が続出?

 愛知県の県民性として慎重、保守的という声が多くあるが、今回のコロナ禍では自分が感染者と言って騒ぎを起こす愛知県の中高年男性が後を絶たなかった。なぜ、愛知県で「俺コロナおじさん」が続出したのか? その理由について、飲食店の男性はこのように述べた。 「保守的……という反面、東京や大阪に負けないよう前に出たいと思っている愛知県民も少なからずいると思います。緊急事態宣言のときも先に東京、大阪、福岡などの都府県が対象とされたが愛知は対象とされていませんでした。ネットでも『名古屋飛ばし』と揶揄されたことで、『目立ちたい』という気持ちがあったのかもしれませんね。知り合いが『俺コロナ男』で逮捕された……という話を聞いたときはさすがにビックリしましたけどね」  筆者もたまに仕事で名古屋に行くことがあるが、愛知県民の物腰柔らかくおとなしそうなイメージから「俺コロナ」なんて大それたことを犯すようなイメージが湧かない……というのが正直な感想だ。
JR名古屋駅

JR名古屋駅

 ちなみに筆者が名古屋を後にしたのは4連休の初日だったのだが、JR名古屋駅ではキャリーケースを抱えた旅行者らしき人達を大勢見かけた。東京・大阪の感染者が増えて名古屋に旅行したくなる気持ちは分からなくもないが、連休直前に感染者数が急増した報道を見て来ていたのだろうか。町中を歩く旅行者を見て、何とも複雑な気持ちになった。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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