恋愛・結婚

コロナを機に婚活を始める独身40代が増殖中。陥りがちなダメパターンは…

「もっといい相手がいるはず…」という男性心理

婚活 コウイチさん(仮名・43歳)は、30代にそれなりに恋愛をし、合コンや飲み会などでの出会いもあり、結婚の話も進んだけど結局、至らなかったという過去を持つ男性でした。  彼は44歳になる6か月前に弊社の結婚相談所に入会しました。43歳には見えないほど若々しく、コミュニケーション能力も高い彼だったので、私はすぐに結婚が決まるだろうと感じましたし、実際、爽やかで見た目もよかったので、お見合いはたくさん決まりました。  そして、38歳の素敵な素敵な女性と交際が進展したときのことでした。その38歳の女性もコウイチさんに対し、前向きな気持ちを示してくれ、コウイチさんのほうも「彼女とだったら結婚生活を送れるかもしれないなぁ」と私に言っていました。それにもかかわらず、お見合いの申し込みはやめない彼を見て、私は「コウイチさん、素敵な女性と出会っているので、新たな女性と出会うのに時間を使うよりも今の方と関係を深めるための時間に使いませんか? もうお見合いをする必要はないと思いますよ」とアドバイスをしました。  すると、コウイチさんは、「確かに38歳の彼女はすごく一緒にいて居心地がいいです。ただ、もしかしたらまだいるかもしれないので、もう少しお申し込みさせてください」と言ってお見合いのお申し込みを止めることはありませんでした。  さらにお見合いの申し込みの女性を見てみると26歳、29歳、32歳……とにかく若くてきれいな人ばかり。女性よりも男性のほうが今までかけた時間とお金を大きく回収しようという気持ちが強くあることを改めて感じました。 「もしかしたらもっと若くてきれいな子が、自分のことをいいと思ってくれるかもしれない」と考えるようになってしまうことを私は「キャバクラ現象」と呼んでいます。コウイチさんはまさしくこのキャバクラ現象に陥っていたのです。さらにこの行動にはもう一つ、40代男性が持つ心理を見ることができます。それは「失敗したくない」という気持ちです。
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婚活を長引かせないためには…
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1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_

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