デジタル

Go To ファミコン!旅行気分が味わえるファミコンソフト4選

『シティコネクション』(ジャレコ/1985年)

 日本ではなく世界旅行気分を味わいたいなら、アーケード発の面クリア型アクション『シティコネクション』。カリフォルニア生まれの女の子クラリスが愛車「クラリスカー」を駆り、追跡してくるパトカーをぶっ飛ばしながら世界各国の道をすべて塗っていきます。
シティコネクション

Wii U版『シティコネクション』バーチャルコンソールサイト

 ニューヨーク、ロンドン、パリ、ドイツ、インド、日本の全6ステージ(ファミコン版)。背景がそれぞれの国にちなみ、パトカーの形も変わるのがポイント。終盤のインドのタージマハールに感動し、いつか行きたいと思ったのを覚えています(いまだにこの夢はかなっていません……)。  妨害するパトカーをスピンさせていくクラリスですが、猫をひいてしまうと「ねこふんじゃった」が流れてミスになる、そんな心優しいゲームでもありました。

桃太郎電鉄(ハドソン/1988年)

 ファミコンから始まり、今でもシリーズが続いている『桃太郎電鉄』。今年の11月に新作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が予定されています。  ファミコンのゲームという印象は薄いですが、当時小学生が地名を覚えるのに一役買っていました。私も「鳥栖」や「米原」といった地名は『桃鉄』で知りました。
桃太郎電鉄

『桃太郎電鉄』シリーズ公式サイト

 出雲の「いずもそばや(出雲そば屋)」、大宰府の「うめがえもちや(梅が枝餅屋)」、秋田の「しょっつるなべや」……と、各地の名産品にも詳しくなれて実際の旅行にも役立つタイトル。温泉をすべて買い占めると女湯が見られる裏技もありました(笑)。  この4本以外にも、日本全国の悪大名を懲らしめていく『がんばれゴエモン! からくり道中』や、世界を回る『ナゾラーランド 第2号』の「世界一周ナゾラークイズ」、『ファミリーマージャンII 上海への道』の「世界一周クイズDE麻雀」も懐かしいです。 ※メーカー名は当時のものです
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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