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中学生アイドル藤波心「原発は止められる」

藤波心

藤波心(ふじなみ こころ)

 3月10日、11日に東日本大震災追悼イベント「Peace On Earth」が日比谷公園で行われ、“反原発のジャンヌ・ダルク”こと藤波心が出席した。彼女は、震災以降に原発撤廃や被災地への思いを訴えたブログが話題になり、一躍有名になった中学生アイドル。震災後の4月、SPA!取材班のインタビューでは、原発に対する自分の考えとともに、「生きるとは何か? 幸せとは何か? を今後の人生のテーマにしていきたいです」と14歳とは思えぬ発言をしていた。

⇒ 藤波心インタビュー(http://nikkan-spa.jp/3215)

 イベントでは、当時の心境を「いち人間として人が生きるか死ぬかの問題だったので、今言わなきゃいけないっていう思いが強かった」と振り返る。ただ、「非難は覚悟で書いたんですけど、覚悟が足りなくて……」と話す通り、注目を浴び過ぎたブログには1万4000件ものコメントが殺到。なかには、誹謗中傷など思わぬ反響に落ち込んだ時期もあった。それでも、震災から1年間、多くの震災復興や反原発イベントに参加した彼女は「色んな人に出会って、励まされて。どこの誰だか分からない人の批判コメントに落ち込むのも、バカらしいなって思えるようになりました」と現在の心境を語った。

 ステージでは、グリーンピース・ジャパンが主催する『LOVE!ハイロ』プロジェクトのテーマソングを藤波が担当。また、反原発や震災復興イベントで歌い続けてきた童謡の『ふるさと』について、「今は原発に頼った社会になっていたり、色々なものがあふれて便利になっていると思い込んでしまってる部分が多少ある。でも、物が足りなかったり、豊かでなくても幸せに暮らしていた時代があったと思うんです。だから、心の中にそういう時代のことを留めておいてほしいと思って歌っています」と打ち明けた。

 そんな想いが詰まった『ふるさと』は、会場中で大合唱。そして、これからの活動を聞かれた藤波は「地震や津波は止めることができません。でも、原発は私たちの力、意思で止めることができるんです。子供たちの明るい未来のためにこれからも一緒に頑張りましょう」と、改めて原発撤廃への思いを力強く語ってくれた。 <取材・文・撮影/吉岡俊>




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