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ラグビーW杯で連日盛況だった外国人向けバーの今…数100メートルで別れた明暗

 新型コロナで大きな打撃を受けた外食産業は業態や客層によって大きく明暗が別れているが、中でも最も影響を受けたと思われるのが外国人旅行客をターゲットにしていたパブやバーだろう。
1年前のラグビーW杯時期にミナミのバーで撮影

1年前のラグビーW杯時期にミナミのバーで撮影

 ちょうど1年前、ラグビーW杯の訪日外国人で盛り上がっていたアイリッシュパブやバーは今、どうなっているのだろうか。現状を取材した。

夜は1~2組…なんて日も

「1月下旬から外国人旅行客が徐々に減ってきて、2月にはほとんど見かけなくなりました。最も売上が落ち込んだのは3月から。旅行客が来ない上に全国の学校が一斉臨時休校になったため、常連客でもある学校の英語教師達が一斉に来なくなったんです。4月からは緊急事態宣言で15時~20時の時短営業にしていましたが、売上は昨年のW杯時期に比べると1割程度に。  6月にようやく営業再開して少しずつお客さんが戻ってきたのですが、夜は1~2組なんて日も多いです。常連さんが普段より1杯多めに注文してくれたりしてどうにかやっていけるかな……という感じです」
現在のミナミのアイリッシュパブ。週末の22時頃がピークで、その後客は徐々に減っていった

現在のミナミのアイリッシュパブ。週末の22時頃がピークで、その後客は徐々に減っていった

 そう話すのは、大阪ミナミのアイリッシュパブに勤務する男性。ミナミといえば先月8月6日~20日まで酒類を提供する飲食店の時短休業要請を行っていたのだが、その影響はあったのだろうか。 「幸い、うちは対象エリアから少し逸れていたんです。それと夏季中は屋上でビアガーデンをやっていたのですが、お客さんも屋外のほうが安心できるのか例年よりも予約は多かったです。10月以降はどうなるかは分かりませんが、夏季に通常のバー営業だけでは厳しかったと思います。  同じ業態でも梅田のパブやバーは、企業の外国人駐在員が多いのでそこまで客足が激減したという話は聞きません。この周辺は飲食店や英会話スクール従事者の外国人が多いので、コロナで収入が減ったこともあって飲み歩かなくなった……という印象です。以前なら日曜日でも夜遅くまで営業している店も多かったのですが、今は22時過ぎると道頓堀全体がひっそりしていますね」
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外国人だけでなく日本人客も一気に減った
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