一方、熟女キャバ嬢にモテる上で「絶対に外せない条件」を挙げるのは、大阪の熟女キャバクラに勤務するマリさん（仮名・41歳）。 「全女性の意見だと思いますが、清潔感がない男性は絶対にムリですね。単に見た目だけの問題ではなく、清潔感を気にしない人って大人としてどうなのかなと思うし、仕事ができそうに見えないんですよね。個人的に特に見ているのは汗のケアをちゃんとしているかどうか。汗で髪の毛がペタッとしていたり、シャツの脇に汗ジミができている人は絶対にNG。 　ヒゲや髪型はそこまで気にしないのですが、クサイ人も絶対にムリです。私、前の夫とニオイの趣味が全然合わなかったんですよ。夫がお気に入りのルームフレグランスが臭すぎて寝室に入る度に吐きそうになっていましたね。家庭がある人はフレグランス系は奥さんに選んでもらうのが良いと思います。良い香りの柔軟剤を使っている人はそれだけで『ちゃんとした人』という安心感がありますよね（笑）」 　香りといえば最近、瑛人の大ヒット曲『香水』に便乗し、ドルガバの服やアクセを身にまとう「ドルガバおじさん」が急増し、若い女性達に大不評だというが、熟キャバ嬢の目線から見てどうなのだろうか……？ 「アクセは微妙ですが、ブランドの洋服は全然アリだと思います。むしろ、おじさんがノーブランドの服ばかり着ているほうがどうなのかなと。毎回、ノーブランドの服で飲みに来ていたら『お金、ムリしていない？』と心配になっちゃいそう。香水もさりげなく付けるのなら全然アリですね。タバコの匂いや体臭と匂いが混ざってしまっているのはNGなので、そこさえ気をつけてくれれば。 　熟女になると、爽やかなイマドキ男子よりもセクシーな大人の男性のほうが好きになるんですよ。一昔前でいったらジローラモみたいな。ちなみに私のタイプは舘ひろしです（笑）」 　理想は金払いの良いセクシーな大人の男だというが、普通に飲んで気が合う人ならば恋愛対象に全然入る！……と話す熟キャバ嬢達。また、あまりにもモテ過ぎる男性は不安になってしまう……という声も。並の男でも清潔感だけ気を遣っていれば、熟女キャバクラでチャンスがあるかもしれない。＜取材・文／カワノアユミ＞東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』（イーストプレス）が発売中。X（旧Twitter）：＠ayumikawano