エンタメ

お笑い第7世代と若いキャバ嬢に感じる共通点…熟女キャバ嬢が苦言

―[キャバ嬢に訊け]―
 昨今、テレビで見ない日はない「お笑い第7世代」。そんな第7世代の代表格でもあるお笑いコンビ・ぺこぱのシュウペイ(33)と松蔭寺太勇(36)が、18日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に出演。これまでおバカキャラとして人気を集めていたボケ担当のシュウペイが、相方の松蔭寺にきついダメ出しをするほど知的キャラに一変、自身のギャグである『シュウペイで~す!』を披露することもなく、出演者達を驚かせた。  これに世間からは「ぺこぱ大丈夫?」「シュウペイ、調子に乗ってる」といった声が上がっているが、若手の行動に驚かされることは会社でも水商売でもよくあるもの。そこで今回は、お馴染の熟女キャバ嬢達に「第7世代ってどう?」という質問とともに、「困惑した若手キャバ嬢の行動」を聞いてみた。

ベテラン熟女キャバ嬢が若手に苦言

 まず、話を聞いたのは都内の熟女キャバクラに勤務するミレイさん(仮名・38歳)。ぺこぱファンだという彼女は、今回の放送をどう感じたのか。 「ツイッターでは『シュウペイのキャラ変が嫌』なんて声もありますが、私はアリだと思いますよ。キャバ嬢も店でキャラ作るのは当たり前だし、真面目な話をすることもあります。それをお客さんに『キャラ違くない?』と指摘されたらウザイって思っちゃいますもん。  番組内で松蔭寺さんが、『最近シュウペイからダメ出しを受ける』と話していましたよね。コンビの未来を考えてのキャラ変だと感じました。若手なのにしっかりしていて、素晴らしいと思います」  肯定的な意見のミレイさんだが、自身はこれまで何人もの若手キャバ嬢に苦労をさせられた経験を持つ。 「私のお客さんが接待で同伴したいというから、そのときヘルプに付いてくれていた新人キャストを誘って4人で行くことにしたんです。そして当日、待ち合わせした懐石料理屋の前に現れたヘルプの子を見てビックリ。肩どころかブラが丸見えなオフショルダーにボロボロのデニムのショートパンツでモロにギャルなんですよ……。さすがにお店に入れるような服装ではなかったので慌てて店に戻り、私のワンピースを貸してあげました。  でも、一番驚いたのは、何度かヘルプに付くうちに自分も指名されていると勘違いしちゃった子。黒服に『〇〇さんの席付かせて!』と頼んだり、ひどいときは呼ばれてもないのに席まで来て『今日、まだ1人もお客さん来てないから付いていい?』と言ってきたんです。さすがに図々しいのでは……と思い、営業後に注意したら『でも私、ミレイさんよりボトル飲んでるので売上になっていいじゃないですか』と反省の色なしで……」 「熟女キャバクラでも新人に困惑することがある」と語るのはミレイさんと同店に勤務するユリナさん(仮名・40歳)だ。 「今は昔みたいに、いかにも水商売風ではなく、髪も巻かないで普通のワンピースみたいな子のほうがウケるんですよね。でも、熟女キャバ嬢が普通の格好をしたら本当にただのオバサン。中には足を見せるのが嫌だからといって、分厚い黒タイツを履いてくる熟キャバ嬢も。肩と二の腕は出さなくてもせめて足くらいは出して! と思います。  また、ドレス代を節約しているのか商店街で買ったような安っぽいギャル服で来る子とか。若い子だったらカワイイかもしれないけれど、30歳超えると田舎のヤンママにしか見えない。年齢をウリにできない分、せめて『キャバクラ』という非日常感は演出して……」
次のページ
お笑い第7世代と若いキャバ嬢には共通点が?
1
2
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

記事一覧へ
おすすめ記事