恋愛・結婚

婚活アプリに翻弄され続けた38歳男性…3年経って気づいた「成功法則」

「成功法則」で身を固めても婚活は成功しない

 私自身、就活をしたことがないので想像の部分もありますが、今の婚活はまさしく就活に似ていると感じています。履歴書の書き方や写真の写り方、面接の仕方など、就活ではさまざまな「成功法則」が後押ししてくれるのではないでしょうか。  アプリも結婚相談所も当然、プロフィールの書き方、写真の写り方の成功法は確かに存在します。しかし、それ以上に出会ったときのリアルな自分のほうが重要なのです。  就活なら「成功法則」をしっかり身につけて内定をもらい、入社後には先輩にフォローしてもらいながら仕事を学び、上司も将来を期待しつつ、優しく教えてくれるでしょう。  しかし、恋愛は違います。プロフィールや写真を「成功法則」にのっとって準備しても、実際にお会いした際、その瞬間にプロフィールや写真で作った期待値以上の自分でいなければならないのです。

結婚がしたいのか? 恋愛がしたいのか?

 私はヨシノリさんに「結婚がしたいのか? 恋愛がしたいのか?」を聞きました。この問いに「いい人がいれば」「いつかできれば」などという人は、常に自分が傷つかないように言い訳をしてしまう傾向にあります。  私は「結婚がしたいのか? 恋愛がしたいのか?」を聞いているのにもかかわらず、曖昧な返事をする。いい人がいれば結婚したい。いつかできれば結婚がしたい。これは私の問いからすると「結婚がしたい」ということだと判断します。  しかし、曖昧にする人は、「焦っていると思われたくない」「もしできなかったら……」と他人の目線や失敗したときのための言い訳の余地を残しています。結婚がしたいのなら、その目的から逆算して「結婚できる人と恋愛すればいい」のです。  そのためには大前提としてお相手も「結婚願望」を持っていることが重要です。アプリや結婚相談所など出会いのツールに惑わされず、どのツールを利用したとしても、自分が求める結婚を一緒に作り出せるお相手と関係を作っていくことが何より大切だと私は考えています。
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ヨシノリさんのその後
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1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_

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