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月収80万円のフリー美容師も。コロナで都心店が沈没でも収入アップのワケ

 ホテルや飲食店などを中心に、軒並みコロナ不況に陥っているなか、意外な職業が利益を出していた。先見の明と確かな戦略と少しの運でこの有事を追い風にする「儲けの秘密」とは? 逆風のなかで「勝つ」ヒントがここに隠れている! 今回取材したのは、郊外店が増え慢性的な美容師不足のヘアサロン業界。人気にも左右されるフリー美容師の月収は?
コロナ特需(儲)の真相

フリー美容師の中田浩司さん(仮名・35歳)

フリー美容師で月収80万の人も。郊外店が活況のわけ

▼中田浩司さん(仮名・35歳)……美容師歴15年。コロナ禍で一時は危機的な減収を経験したが、郊外店への移籍で起死回生。軽妙なトークで主婦層のお客様に人気 =====  美容師と言えば、「キツい」「帰れない」「給料安い」で語られがちだが、美容師歴15年の中田浩司さん(仮名・35歳)によれば、目下超売り手市場だとか。 「美容師は1年目で7割が辞めてしまいますが、一方で美容室は増え続けています。そのため、どこも不足している美容師を取り合っている状態。  高待遇で従業員を引き留めるしかないので、多くの店舗が高い給料を保証しています。月給15万円ほどで働くアシスタント期間の3年間さえ乗り越えれば、給料は跳ね上がるんです」  中田さんは実入りの多い業務委託契約、いわゆるフリーの美容師として現在郊外の店に在籍しており、最低保証月給は38万円だ。

フリーの歩合率がアップ

「僕が駆け出しの頃はフリーの歩合率は大体25%。月に100万円を売り上げても25万円しかもらえませんでしたが、今は50~70%の店舗が多いです。  僕の月給は50万円ほどですが、同僚のトップ美容師は月給80万円ほど。30歳の彼は家賃20万円の家に住んでいい暮らしをしていますよ。  もっとも、そうやって頑張っている人がいる一方で、一日の大半をバックヤードで過ごして最低保証月給だけもらう人もいますけどね。そんな人でも見えを張ってBMWで出勤してきますから腹が立ちますよ(笑)」  そんな中田さんはコロナ自粛のあおりで客足がパッタリ途絶えた都心の店舗から、現在の郊外店へと移籍。客単価は当然下がったが、トータルの収入は上がった。 「今までは都心の美容室に行っていたお客さんが、コロナ自粛のなかで千葉県の柏や埼玉県の大宮などの店に流れていると聞き、移籍しました。  僕と同じように都心の店舗を経験した美容師が多いので、サービスは高品質。なのに値段は安いので、新規のお客さんは増える一方です。 結果としてお店全体の売り上げも伸びているようです」  また、客に指名を受けると歩合率が上がるため、多くの美容師は集客にも余念がない。 「主だったSNSごとに集客用アカウントを持っています。都内からわざわざ来てくれるお客さんもいて、指名売り上げは大幅に増えていますね」  郊外は家賃が安く、開業も視野に入れる中田さん。攻めの一手だ。
美容師

※写真はイメージです

<取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!10月13日発売号の特集「コロナ特需(儲)の真相」より
週刊SPA!10/20・27合併号(10/13発売)

表紙の人/ V6

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