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ポルシェ風「ダイソー600円ラジコン」は意外に遊べる隠れた逸品

600円ならではデメリットもカスタムで解消!

 今回入手した「R/Cカー」は見た目はポルシェ918スパイダー風。大きなGTウイングを搭載し、速そうな雰囲気を醸し出しています。  アンテナもボディ内部に搭載されているため見た目もスッキリしているのですが、やはり600円クオリティ。ボディのバリやモールドの甘さ、クリアパーツのはめ込みの甘さなどが目立ちます。  さらに極めつきは、すべての車両が同じ周波数で作られているので、複数台を同時に走らせることができません。値段なりのコスト削減と言ったところでしょうか。
ラジコン

本体内部は受信機・ステアリング用モーター・駆動用モーターと至ってシンプル

 ですがこの「R/Cカー」、ちょっとした工程で複数台同時走行が可能にできるのです。車両(受信ユニット)、プロポ(送信ユニット)共に周波数が可変ボリュームにて調整できるのです。
ラジコン

可変ボリュームを小さいマイナスドライバーで回して調整

 車両、プロポともに、このボリュームを調整して周波数調整をするだけなので、とても簡単です。製造時期によってはこの可変ボリュームがクリスタルの固定式になっているものもありますが、その場合は27MhzのRC用クリスタルに交換すればokです。
ラジコン

クリスタルの場合は半田ごてで取り外す必要がある

 さらに、モーターも130モーターを利用しているので、ミニ四駆用のモーターと交換したり、タイヤをミニッツ用のタイヤに変えたりとカスタマイズベースとしての実力も兼ね備えています。
ラジコン

モーターは半田ごてが必要だがミニ四駆用と交換できそうだ

 もちろん、普通に遊ぶだけなら購入したままでも十分楽しめるので、気になった方はぜひ購入してみてはどうでしょうか?
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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