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ヤフーほか大企業が“副業の人”を続々募集。複数の会社で同時に働くメリット

新型コロナでの収入減と将来不安を副業で解消する

副業解禁!

イラスト/bambeam

 一方、採用される側である会社員のなかでは、新型コロナ以来、ますます“副業熱”が高まっている。副業先企業などと繫がるキャリアSNSを運営する「YOUTRUST」が副業未経験者向けに行ったセミナーには、約100人が殺到した。同社代表の岩崎由夏氏が副業したい人の心理を話す。 「副業の動機は主に、収入とキャリア形成の2つですね。コロナで残業代やボーナスが減った分の補てんをしたいというニーズがある一方で、将来不安から会社への依存度を下げたいという声が多いです。『本業での経験だけで、この先やっていけるのか』という不安から、他社での経験を積みたい人が増えています。  さらに経験だけでなく、副業先の企業との相性がよければ転職という選択肢も出てきます。まるで“大人のインターン”のように使えるわけです」

業務委託先を探す会社員はまだまだ少数

 また、岩崎氏が手がけるキャリアSNS「YOUTRUST」や、前出の井上氏の「クラウドリンクス」をはじめ、今では副業したい会社員と企業を繫げるサービスが多く出ている。募集職種も「営業や人事、広報など幅広い職種の採用がある」(岩崎氏)という。 「大企業の募集も出ていますが、やはりスタートアップのほうが熱量は高いですね。大企業だとセキュリティなど突破しないといけないハードルがありますが、スタートアップだと『フルリモートでいいので明日からお願いします!』といったスピード感がある。  副業が広まっているとはいえ、自分から業務委託先を探すような会社員はまだまだ少数なので、動くならリモートワークで“潮目”が変わった今がチャンスだと思います」
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