更新日:2022年11月09日 17:47
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サウナ愛好家たちの本音。不公平なランキング、マナーの悪い若者たちが急増

運営側を直撃

サウナ こうしたサウナ好きが指摘するサウナシュランの不公平性について、当の運営側はどう思っているのか。TTNE代表の松尾大氏を直撃してみた。 「サウナに興味のない人たちがサウナを訪れるきっかけに。そういう思いで始めたのがサウナシュランです。日本国内でもっとも優れている施設ではなく、“サウナの今”を体験できるサウナに焦点を当て、全国5000以上ある施設のなかから対象施設を絞って調査しています。調査員は僕を含め11名です。  プロデュースした施設への“忖度”を疑われることは覚悟していましたが、“今のサウナの空気感”を紹介することを優先したかった。だから、まずは足を運んでほしい」  関わったサウナ施設をランクインさせるという不公平性については最後まで認めなかった。人はランキングや口コミの影響を受けやすい。企業という立場で“公”に向けて発信するならば、下心のようなものが透けて見えるどころかモロ見えでは反感をあおるだけだし、不誠実だと言われても文句は言えまい。来年のサウナシュランの改善に期待したい。

ブームが招いた愛好家同士の対立

 サウナシュランは“トレンド”を審査基準とした格付けであり、“人気ランキング”ではない。では、サウナ好きが愛し、足繁く通うサウナは一体どこなのか。そこでSPA!はサウナー1000人にアンケートを実施。 【関連記事】⇒『第1回 週刊SPA! サウナ大賞』サウナ好き1000人が厳選する「サウナを広めた人」& 「行ってよかったサウナ」  結果から、サウナーは全国各地を訪れているのがわかる。一方で、“新参と古参の対立”という軋轢も生まれている。イベントやメディア出演を通し、サウナの魅力を発信しているサウナーのヨモギダ氏は、ブームの裏側を明かす。 「名の知れたお店に新規客たちが押し寄せたことで、サウナ室はぎゅうぎゅう詰めに。居心地が悪くなったおじさんたちは、追い出される格好で居場所を失った。この事実を忘れてはいけません」
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若いグループ客増で古参のサウナ離れが進む?
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ベストサウナ

アナタだけの“ベストサウナ”は、本書を読めば見つかるはず

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