「旅をすればお金持ちになれる」これだけの理由/新・冒険投資家 高橋ダン
2020年1月、コロナで海外に行けなくなったことから始めてみた投資系YouTube「高橋ダンNEWS CHANNEL」で大ブレイク。元ウォール街出身、ヘッジファンドで日本株にも投資を行ってきたプロ投資家の高橋ダン(Dan Takahashi)さん。世界60カ国以上を旅した経験を持つ高橋ダンさんが書いた旅の本『新・冒険投資家高橋ダンの世界新発見!』が発売中だ。
「旅はあなたの人生を劇的に変える最も簡単な方法の一つ」というテーマが書かれたその本では「旅することでお金持ちになるヒント」がたくさん取り上げられている。
これまで世界を旅する本といえば、ともすると「放浪記」や「貧乏旅行」がテーマのことが多かったが、「旅することでお金持ちになる」という点がこの本が既存の旅本とは決定的に違う点だ。
いったい、どうすれば旅することでお金持ちになる発想が生まれるのだろうか?
「日本人の英語力は残念ながら、世界的に見てもそれほど高くありません。しかし、世界中を旅すれば、自然と英語で話す機会も格段に増えるので、英語力の向上に役立ちます。言語が異なる人とコミュニケーションする機会は語学学習には最適です。さらに、ビジネスシーンにも応用できる交渉力や提案力、人を見る目や危機察知能力なども上がるはずです」とダンさん。
ダンさんは、自らの人気YouTube番組でもわざわざ英語バージョンも配信しているほど「英語力アップが日本という国をさらに強くする」と考えている。
海外を旅してみれば、即座にわかることだが、英語を喋れると、どの国でもある程度、コミュニケーションが成り立つ。各段に旅がしやすくなり、多くの人と仲良くなれる。
「投資の世界でも、最新かつ最も多くの投資家が投資判断に使っている情報は、英語圏の金融メディアが発する情報になります。投資で的確な判断を下すうえでも、英語で情報にアクセスする力は必要不可欠です。日本のメディアだけだとどうしても情報入手が遅れて、チャンスを逃すことにつながりかねません」(ダンさん)
ダンさんのYouTubeでも、毎回、『Wall Street Journal』や『CNBC』『Bloomberg』『The Economist』などの金融メディアで報じられた最新ニュースが紹介される。日本の株式市場も東証1部の売買高の実に7割は外国人投資家。日本株にも大きな影響を与える日経平均先物取引のメインプレイヤーも海外の投資家だ。
「彼らの考えを知って日本株に投資する意味でも、英語で英語メディアの情報にアクセスできることが非常に重要なアドバンテージ(有利な点)になります」とダンさんは語る。
ダンさんのYouTubeがこれほど受けているのも、これまでの既存メディアでは「外国人投資家が買ったから、株が上がった」「海外のヘッジファンドが売ったから、下がった」程度しか報じられなかった外国人投資家の考え方や日本株に対する見解を、ダンさんが詳細にYouTube上で解説しているからだろう。
世界を相手に戦うための英語能力は格段にアップ!
英語の情報にアクセスすることのアドバンテージ
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東京生まれ、日本国籍。10歳までの多くを日本で過ごす。コーネル大学応用経済経営学科卒業後、アメリカの有名投資銀行に就職。22歳でヘッジファンドに転職し、トレーディングに従事。26歳でヘッジファンド会社を共同設立。幼少期からこれまで約60カ国を旅し、2019年秋に東京に帰国。2020年1月にYouTubeでの動画投稿を本格始動し、同年12月現在、日本語のメインチャンネルが32万人のチャンネル登録者数を記録するなど、日本の個人投資家から絶大な支持を集めている。
YouTubeは日本語版/英語版
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