IT化する世界旅行に慣れれば、IT株投資にも積極的になれる!
「日本では世界一人旅というと、『地球の歩き方』を持ってバックパックを担いで安宿に泊まる、というのが定番スタイルといわれています。しかし、旅の世界では今、急速なIT化が進んでいます。ガイドブックを持っていなくても、スマホ1台あれば、Airbnbで宿をとり、Uberで移動手段を確保し、Google翻訳を使って現地の人々と簡単に会話できる時代になっています。ITを駆使することで、たとえ現地語が話せなくても、快適に世界旅行ができるようになりました」
先ごろ、ニューヨーク株式市場に上場したAirbnbは、コロナで旅行業が大打撃を受けている中でも公募価格の2倍超の初値まで急騰した。日本ではホテル業界の経営を圧迫し、近隣住民に騒音被害などが出るということから、利用が制限されている民泊サービス。
「日本以外では、Airbnbで自分好みの宿をとるのは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、どの国でもごくごく当たり前になっています。ホストが話す言語で宿を探すこともできるので、私もAirbnbを使って事前に宿のホストと連絡を取り合うことで、おいしいレストランや最先端の流行スポットの情報を仕入れています。インドネシアのロンボク島では3000円の追加料金でシェフ付の豪華なコンドミニアムに格安の料金で泊まりましたし、バングラデシュでもAirbnbのホストにとても親切に街を無償で案内してもらいました」(ダンさん)
ダンさんがインドネシアのロンボク島で泊まったプール付き、シェフ付の豪華な宿。こういった宿もAirbnbなら簡単に格安の価格で探せる(写真提供 高橋ダン)
つまり、世界旅行に必要なのはいまやバックパックでも『地球の歩き方』でもなく、たった一台のスマホ! 空港に着いたら、すぐにスマホで通信できるように現地で使えるSIMカードを購入すれば、Airbnbでその日に泊まる宿も見つけることができる。また、Uber、そしてアジア圏の場合はGrabなどで移動手段も確保できる。さらにGoogle翻訳アプリを使えば、日本語を現地語に翻訳して、現地の人々と会話できるというわけ。
そうしたIT技術を駆使することで情報収集することに慣れれば、当然、IT技術の進化にも敏感になって、IT株主導で動いている世界の株式市場の有望株探しにも役立つ。結果、投資でお金持ちも夢ではないのだ。
日本では体験できない「インフレ」「高度経済成長」を体感しよう!
「残念ながら日本は少子高齢化やデフレの影響で経済が縮小傾向にあります。『どうせ頑張っても報われないし…』という諦めの意識の人も多いようですが、世界の圧倒的な多数の国は物価上昇が続くインフレが続いていて、それが経済発展につながっています」(ダンさん)
インフレが起こるためには経済が発展して人々の給料が上がって、消費意欲が上がることでモノに対する需要が高まり、物価が上がる…という経済発展のサイクルがうまく回っている必要がある。当然、物価高という負の面はあるものの、給料が上がって人々が豊かになっていく国ではインフレが基本になる。
「世界、特に経済成長の著しい新興国を旅すれば、風景が日々変化して、人々が豊かになり、IT長者や不動産王が次々と生まれるなど、成功に溢れていることに気付くはずです。それは日本に戻ってからも、起業やビジネスの新規開拓などで成功をつかむためのヒントになります」
ベトナム通貨のドン。ベトナムではインフレが進んでいるため、両替すると大量の紙幣が渡される。過度のインフレは望ましくないが、適度のインフレは経済発展や投資での好成績には必要不可欠(写真提供 高橋ダン)
世界を旅する経験は就職、転職、起業にも役立つ!
日本国内は少子高齢化でなかなか成長が見込めない以上、日本企業も海外に積極的に進出して、新興国の経済成長から利益を得られないと当然、生き残っていくことはできない。世界旅行をたくさんして旅慣れていれば、当然、海外進出を狙う企業から有能な人材として重宝がられ、就職や転職に困ることもないだろう。
●英語を駆使することで世界の投資動向をいち早く察知できる
●ITを駆使することで世界の最先端IT技術や世界各国のIT事情にも精通できる
●経済発展が続く国を旅した経験は就職や転職にも役立つ
といったことが、「世界を旅することでお金持ちになれる理由なのです」とダンさんは語る。
世界のことを何も知らずに、ただ「日本は素晴らしい」「日本経済は最強」といっても、それは井の中の蛙に過ぎない。世界各国に進出して、現地の人々と積極的に交流したり、アグレッシブにビジネスを展開することで、「日本人は誠実で真面目で優秀」というイメージを世界中の人々に与え続けてない限り、世界に響く「日本ブランド」を維持・発展することはできない。
特に東南アジア諸国には中国、韓国の企業なども進出を続ける中、その最前線で日本の存在感を発揮するうえでも、「ぜひ若い人には一週間でも一か月でもいいので世界に飛び出して、日本の良さ、素晴らしさを世界に伝えるための準備をしてほしい」とダンさんは訴える。
コロナの第三波流行で当分、実際の世界旅行に行くのは難しい今、せめてインターネットの中でも旅できるように、ダンさんのYouTube英語バージョンを視聴して、英語力を磨こう!
東京生まれ、日本国籍。10歳までの多くを日本で過ごす。コーネル大学応用経済経営学科卒業後、アメリカの有名投資銀行に就職。22歳でヘッジファンドに転職し、トレーディングに従事。26歳でヘッジファンド会社を共同設立。幼少期からこれまで約60カ国を旅し、2019年秋に東京に帰国。2020年1月にYouTubeでの動画投稿を本格始動し、同年12月現在、日本語のメインチャンネルが32万人のチャンネル登録者数を記録するなど、日本の個人投資家から絶大な支持を集めている。
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