恋愛・結婚

二度目の緊急事態宣言前の年末、「渋谷横丁」はナンパスポットと化していた

中年の余裕と財力が渋谷には足りない

 一方、潜入取材中に居合わせた美容師の女性にも話を聞いた。 「私は週イチのペースで通ってます。新しいスポットだから女友達もみんな行きたがっているし、テラス席は今の時期、安心感もありますね。  ただ、銀座や恵比寿の横丁で会えるような“仕事してる感”があって、普通に楽しく会話できる人たちはあまりいない。  軽いナンパで本格的に関係を進めようとは思わないので、ちゃんとした人と出会いたいですね」
渋谷横丁

喫煙スポットと化す横丁裏。全体的にクリーンな横丁だが、一歩外れると泥酔者や立ちんぼ風の女性が増えるため注意

 また、教育系企業に勤める20代女性からは喫煙者の情報を聞いた。 「店内もテラス席も禁煙なので、喫煙者は横丁裏、明治通り沿いのファミマでタバコを買って、その近くで吸うのが暗黙のルールになってます。  身分証を持っていなかった時、代わりに買ってくれたおじさんと仲良くなって、その後横丁に戻って一緒に飲みました」

潜入調査を振り返る

 緊急事態宣言が解除されコロナが沈静化したあと、再び熱気あふれる渋谷横丁で出会いのチャンスをつかむにはどう行動するべきか? ライターBが潜入調査を振り返る。 「おしゃれでかわいくて若い女のコがたくさんいて、声をかけたくなるとは思います。ただ、より若くてイケメンのライバルが多すぎるので、おじさんにとってはハードルが高めかも。  とはいえ、見た目とノリだけでは口説けない女性もテラス席で佇んでいるので、コンサバスタイルの会社員風の女性などとは話が弾む可能性も大あり。  横丁のご飯はB級グルメだし、飲み物もいたって普通なので、2軒目として静かなバーや『夜パフェ』に誘われたら嬉しいのではないでしょうか」 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/加藤 岳>
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